品種や肥料をソフトが助言——元グーグル社員が描く農業IoTの未来
グーグルの2人の元従業員が立ち上げた企業が、農業機械や農地に設置したセンサーから収集したデータに基づいて、種子選びや肥料使用量の最適化、病気の初期兆候の発見などを実現するソフトウェアを開発している。 by James Temple2018.09.14
農業の世界は常に近代化が進んでいるものの、農業生産者の大半は依然として有益なデータを収集したり、収集したデータをうまく分析したりするのに苦労している。だが、こうした状況は変わろうとしている。クライミット・コーポレーション(Climate Corporation)のCSO(最高科学責任者)であるサム・イーシントンによると、新たに登場したデータ収集・分析ツールにより、農業生産者は持続可能で生産性の高い農業経営ができるようになってきているという。
「(今後5年から10年の間に)農地でのセンサー利用やデータ収集が急激に増加していくでしょう」。イーシントンCSOは9月12日、MITテクノロジーレビュー主催のカンファレンス「EmTech(エムテッ …
- 人気の記事ランキング
-
- Bringing the lofty ideas of pure math down to earth 崇高な理念を現実へ、 物理学者が学び直して感じた 「数学」を学ぶ意義
- Promotion Innovators Under 35 Japan × CROSS U 無料イベント「U35イノベーターと考える研究者のキャリア戦略」のご案内
- The 8 worst technology failures of 2024 MITTRが選ぶ、 2024年に「やらかした」 テクノロジー8選
- Google’s new Project Astra could be generative AI’s killer app 世界を驚かせたグーグルの「アストラ」、生成AIのキラーアプリとなるか
- AI’s search for more energy is growing more urgent 生成AIの隠れた代償、激増するデータセンターの環境負荷