「年を取ることが必ずしも悪いことでなければ、どうなるだろう?」
これはハーバード大学から独立した新しいスタートアップ企業のスローガンだ。同社は、若返り術の発見に数百万ドルを投下しようと計画して熱い議論を呼んでいる
サンフランシスコに本拠を置くスタートアップ企業「エレビアン(Elevian)」は、成長差別化因子11(GDF11)と呼ばれるタンパク質を毎日注射することで、「身体の自己回復能力」を促進できるかどうかを調査する予定だという。最終的には、冠動脈疾患やアルツハイマー病、サルコペニア(加齢性筋減弱症)などの症状の治療につなげたい考えだ。
エレビアンは、数年前の研究結果を基に事業を進めている。研究では、若いマウスと老いたマウスの血流をつなげると、老いたマウスが若返ったように見えたとしている。
エレビアンの共同創業者兼ハーバード大学の生物学者であるエイミー・ウェイガーズ博士はその後、若いマウスの血液内のタンパク質GDF11が …