KADOKAWA Technology Review
×
【3/14東京開催】若手研究者のキャリアを語り合う無料イベント 参加者募集中

ニューズラインエマージング・テクノロジーの最新情報をお届け。

ドローンでマック配達、ウーバー・イーツが米国で新サービス
Uber
Uber says it will start delivering McDonald’s by drone this summer

ドローンでマック配達、ウーバー・イーツが米国で新サービス

ウーバー(Uber)の航空部門であるウーバー・エレベート(Uber Elevate)は、今夏にサンディエゴで、マクドナルドやその他の地元レストランからの出前サービスを開始する。ブルームバーグ(Bloomberg)が報じた。値段は標準的なウーバー・イーツ(Uber Eats)の宅配と同じになるだろうが、最終的にはドローンの方が早く届くはずだとウーバーは述べている。しかし、サービス開始までに乗り越えなければならないハードルがいくつかある。

ウーバーはまだ、連邦航空局からサービスの許可が下りるのを待っているところだ。同社は2023年までに複数の国でドローンによる料理の配達サービスを提供すると発表している(もっとも、昨年は2021年までと言っていたので、話半分に聞いておく方がよいかもしれない)。

さらに、正直なところ、今回試行する宅配のプロセスは少し変則的だ。直接に家に届ける代わりに、ドローンは指定区域まで飛び、そこで配達人たちが商品を受け取って玄関先に届ける。

将来は、ドローンで料理を運んでもらうだけでなく、自らもドローンで移動したいと人々が考えるようになるとウーバーは踏んでいる。ロイター通信によると、ウーバーが計画する空飛ぶタクシー・サービスの3番目の試験地として、オーストラリアのメルボルン市が挙がっているという。市内の7つのショッピングセンターから主要国際空港へ旅客を運ぶサービスだ。19キロメートルの空の旅の時間は10分。普通なら車で25分の距離だ。

シャーロット・ジー [Charlotte Jee] 2019.06.14, 6:45
MITTRが選んだ 世界を変える10大技術 2025年版

本当に長期的に重要となるものは何か?これは、毎年このリストを作成する際に私たちが取り組む問いである。未来を完全に見通すことはできないが、これらの技術が今後何十年にもわたって世界に大きな影響を与えると私たちは予測している。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューは有料会員制サイトです
有料会員になると、毎月150本以上更新されるオリジナル記事が読み放題!
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る