ウーバーもシェア自転車に参入、まずはサンフランシスコで
世界最大の配車サービス企業は、もう1つ、新たな分野に手を広げようとしている。それは、自転車だ。
シェア自転車そのものは、街中の売店で駐輪したり貸し出したりする方法で、米国やヨーロッパでも昔からあった。しかし昨年あたりから現れてきたのが、駐輪場を必要としない、アプリでロックを解除するタイプのサービスだ。この種のサービスがもっとも盛んなのは中国で、オッフォ(Ofo)とMobike(モバイク)といったスタートアップ企業が大きな成功を収めている。
ウーバーはスタートアップ企業のジャンプ(JUMP)と組み、駐輪場を必要としないタイプのシェア自転車の提供を来週からサンフランシスコで始める。「ウーバー・バイク(Uber Bike)」と呼ばれるこのサービスは、通常のユーバーのアプリを使って消費者が自転車を予約できる。 テッククランチ(TechCrunch)によると、 「くれぐれも注意してほしいのですが、自転車はお客のところへ来てくれません」。つまり、自分で取りに行かなければならないということだ。
どこかに行くときに、自動車が常にベストな移動手段とは限らない。ラッシュアワーのように自転車の方が早いこともある。この点は投資家も同意見だ。中国では、シェア自転車の市場に何百万ドルもの資金がつぎ込まれている。ウーバーもそのトレンドを逃したくはない、というわけだ。
- 参照元: TechCrunch