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ウーバー対グーグル、自律運転技術の盗用めぐる裁判が初公判
Uber
Uber and Waymo are finally taking their driverless lawsuit to trial

ウーバー対グーグル、自律運転技術の盗用めぐる裁判が初公判

2017年の今頃に始まったウーバー(Uber)とウェイモ(Waymo)の自律自動車テクノロジーをめぐる裁判がついに始まった。

アルファベット(グーグルの親会社)の自律自動車子会社ウェイモの主張は、ウェイモのトップ技術者だったアンソニー・レバンドフスキーをウーバーがオットー(Otto)を買収によって雇い、同社の機密情報を盗んだというものだ(レバンドフスキーはウェイモを退社後、オットーを立ち上げ、その直後にウーバーによって買収)。

それに対して、配車サービス企業ウーバーは、レバンドフスキーの採用によって不正な利益を得てはいないと主張している。ウーバーは創業者の1人であるトラビス・カラニック前CEOと異様に仲がいいレバンドフスキーを、召喚状に応じなかったという理由ですでに解雇している。

双方の企業の弁護士は2月5日の朝、サンフランシスコ連邦裁判所で顔を合わせる。もしウェイモがウーバーによる盗用を証明できれば、ウーバーは何十億ドルもの支払いを求められるかもしれない。

なぜこうも激しく争うのかといえば、ウェイモとウーバーが自律自動車の開発を競う2大企業だからだ。もしウーバーが負けた場合、その立場を失う可能性がある。

ジェイミー コンドリフ [Jamie Condliffe] 2018.02.06, 11:29
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本当に長期的に重要となるものは何か?これは、毎年このリストを作成する際に私たちが取り組む問いである。未来を完全に見通すことはできないが、これらの技術が今後何十年にもわたって世界に大きな影響を与えると私たちは予測している。

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