「石炭復権」目指すトランプ政権、クリーン・エネ予算7割削減へ
新たな報道によると、ホワイト・ハウスは今でも、クリーン・エネルギーの技術革新に対する政府の支出を引き下げる方針を維持しているようだ。
ワシントンポストによると、トランプ政権は議会に対して、2019年の会計年度ではエネルギー省エネルギー効率・再生可能エネルギー部の予算を、20億4000万ドルからわずか5億7550万ドルに削減するように要請するとのことだ。
1月30日の連邦議会における一般教書演説の「美しくクリーンな石炭」との言葉を借りれば、トランプ大統領はこれまでも化石燃料を推進する立場を取ってきた。トランプ大統領は過去にもエネルギー効率・再生可能エネルギー部の予算を削減しようとしたが、議会の反対によって既存の予算はこれまで維持されている。
よいニュースがあるとしたら、議会がこのような劇的な予算削減を許さない可能性があるということだ。
一方、悪いニュースは、今回明らかになった方針によって、クリーン・エネルギーを推進し、研究開発に取り組む機関に対して、トランプ政権が懐疑的であることが示されたことだ。クリーン・エネルギーに対する攻撃的な姿勢は、実際にどれほどの額になるかわはわからないものの、予算削減につながる可能性が高い。
- 参照元: WaPo