KADOKAWA Technology Review
×
12/16開催 「再考ゲーミフィケーション」イベント参加受付中!

ニューズラインエマージング・テクノロジーの最新情報をお届け。

スペースX、衛星ネット接続へ向けて試験機の打ち上げに成功
SpaceX
SpaceX has launched its first internet satellites

スペースX、衛星ネット接続へ向けて試験機の打ち上げに成功

イーロン・マスクは、グローバル・ブロードバンド・ネットワークを宇宙で構築するための第一歩を踏み出した。

スペースXが打ち上げに成功した「ティンティンA(Tintin A)」と「ティンティンB(Tintin B)」と呼ばれる2つの実験衛星が軌道に乗った。マスクは、これらの人工衛星が「軌道上に配置されて地上局と通信しており」、スペースX本社の上空を今日通過するときに『hello world』と送信することになっていると語っている

これらの人工衛星は、地球規模でのインターネット接続を提供する「スターリンク(Starlink)」というひとそろいの衛星群への道を開くものだという。マスクは、スターリンクによるインターネット接続は遅延が少なく、最高1ギガビット毎秒の通信速度を持ち、光ファイバーによるブロードバンドに匹敵するだろうと主張する。

だが、そこに至るには道のりがある。初期の衛星群として、軌道上に4425基の人工衛星を必要とする。これらの衛星は5年間にわたって徐々に打ち上げられ、2024年にはすべて配置される予定だ。ある時点でさらに、7500基の人工衛星を加える予定である。一方で、フェイスブックやグーグルなどの他の企業も、スターリンクと競合する飛翔体によるインターネット・サービスをそれぞれ独自に開発している。

ジェイミー コンドリフ [Jamie Condliffe] 2018.02.25, 14:02
日本発「世界を変える」U35イノベーター

MITテクノロジーレビューが20年以上にわたって開催しているグローバル・アワード「Innovators Under 35 」。2024年受賞者決定!授賞式を11/20に開催します。チケット販売中。 世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る若きイノベーターの発掘を目的とするアワードの日本版の最新情報を随時発信中。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューは有料会員制サイトです
有料会員になると、毎月150本以上更新されるオリジナル記事が読み放題!
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る