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スペースX、衛星ネット接続へ向けて試験機の打ち上げに成功
SpaceX
SpaceX has launched its first internet satellites

スペースX、衛星ネット接続へ向けて試験機の打ち上げに成功

イーロン・マスクは、グローバル・ブロードバンド・ネットワークを宇宙で構築するための第一歩を踏み出した。

スペースXが打ち上げに成功した「ティンティンA(Tintin A)」と「ティンティンB(Tintin B)」と呼ばれる2つの実験衛星が軌道に乗った。マスクは、これらの人工衛星が「軌道上に配置されて地上局と通信しており」、スペースX本社の上空を今日通過するときに『hello world』と送信することになっていると語っている

これらの人工衛星は、地球規模でのインターネット接続を提供する「スターリンク(Starlink)」というひとそろいの衛星群への道を開くものだという。マスクは、スターリンクによるインターネット接続は遅延が少なく、最高1ギガビット毎秒の通信速度を持ち、光ファイバーによるブロードバンドに匹敵するだろうと主張する。

だが、そこに至るには道のりがある。初期の衛星群として、軌道上に4425基の人工衛星を必要とする。これらの衛星は5年間にわたって徐々に打ち上げられ、2024年にはすべて配置される予定だ。ある時点でさらに、7500基の人工衛星を加える予定である。一方で、フェイスブックやグーグルなどの他の企業も、スターリンクと競合する飛翔体によるインターネット・サービスをそれぞれ独自に開発している。

ジェイミー コンドリフ [Jamie Condliffe] 2018.02.25, 14:02
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本当に長期的に重要となるものは何か?これは、毎年このリストを作成する際に私たちが取り組む問いである。未来を完全に見通すことはできないが、これらの技術が今後何十年にもわたって世界に大きな影響を与えると私たちは予測している。

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