ロボット化・自動化による失業、職業訓練で回避可能
世界経済フォーラム(WEF:World Economic Forum)が新たに発表した報告によると、2026年までに米国では140万人の雇用が自動化の影響を受けるものの、職業訓練によって影響を緩和できる可能性がある。
WEFによると、再教育がなければ、影響を受ける労働者のうち16%が仕事を失う可能性があるという。さらに、25%は勤め先の選択肢が1つから3つに限られることになる。この予測は、自動化によって2030年までに3億7500万人の労働者が職を変えなければならないことを示した2017年のマッキンゼーの予測とも矛盾しない。
WEFは、2年間の職業訓練によって、影響を受ける可能性のある労働者の95%が新しい職に就くことができ、平均給与は1万5000ドル上昇すると予測している。
だが、失業者の70%はまったく新しい職種の訓練を改めて受ける必要がある。つまり、職種のマッチングや収入の補助などのプログラムと訓練を連動させる必要性がある。
- 参照元: World Economic Forum