KADOKAWA Technology Review
×
2024年を代表する若きイノベーターたちに会える!【11/20】は東京・日本橋のIU35 Japan Summitへ

ニューズラインエマージング・テクノロジーの最新情報をお届け。

自律自動車向け大規模データセット、UCバークレーが公開
UC Berkeley
Researchers have released the largest self-driving-car data set yet

自律自動車向け大規模データセット、UCバークレーが公開

カリフォルニア大学バークレー校が、自律自動車に搭載されたカメラの録画した映像10万本からなる「BDD(Berkeley DeepDrive)100K」と呼ばれるデータセットを公開し、ダウンロード可能とした。

似たようなデータは以前にも発表されている。たとえばバイドゥ(Baidu)は3月に非常に多くのデータをリリースしたが、BDD 100Kのデータ量はその800倍だ。

1 本約40秒の映像はすべて米国の道路で撮影されたもので、ラベル付けされた対象物がたくさん映っている。102万1857台の車、34万3777本の道路標識、12万9262人の人間、179本の列車などだ。車線表示と走行可能な領域は映像の中で色付けされており、おおよその走行経路も示されている。

こうしたデータがより多く提供されるようになれば、自律運転技術の進歩はより加速するだろう。今回のBDD 100Kの公開は、自律運転自動車の業界にとって良い気運となるかもしれない。市場化のスピードを競っている現在の状況よりも、安全性を重んじているという合図にもなる。

エリン・ウィニック [Erin Winick] 2018.06.09, 7:55
日本発「世界を変える」U35イノベーター

MITテクノロジーレビューが20年以上にわたって開催しているグローバル・アワード「Innovators Under 35 」。2024年受賞者決定!授賞式を11/20に開催します。チケット販売中。 世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る若きイノベーターの発掘を目的とするアワードの日本版の最新情報を随時発信中。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューは有料会員制サイトです
有料会員になると、毎月150本以上更新されるオリジナル記事が読み放題!
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る