北朝鮮ハッカーの能力が向上、17カ国の社会基盤など広範に攻撃
セキュリティ研究者は、平壌(北朝鮮)関連のハッカーの能力は向上しつつあり、より広範な標的に対して果敢な攻撃をしかけていると指摘している。
マカフィーによると、「オペレーション・ゴーストシークレット(Operation GhostSecret)」と呼ばれる北朝鮮からのハッキング活動を発見したという。活動により、米国を含む17カ国の最重要社会基盤や通信、医療、調査研究など広範にわたる産業が攻撃されたとしている。
経済制裁を受けている北朝鮮は、ハッキングを資金調達に利用している。そして徐々にサイバー攻撃の能力を向上させつつもある。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、北朝鮮は政治的に孤立しているため、ハッキングをしたことによる「外交への影響を恐れていない」と指摘する。サイバー攻撃の能力が向上するにつれて、予測不能な北朝鮮は恐るべき脅威になるかもしれない。