米ネット中立性規則復活へ、カリフォルニア州で州法が可決
上院法案「SB-822」が先週、ブロードバンド業界からの激しい反対やロビー活動を押し切り、可決された。
カリフォルニア州上院議会は8月31日、採決を実施し、厳格なネット中立性規則を承認した。すでに下院は通過しており、今やジェリー・ブラウン州知事の署名を待つのみという状況だ。「我々は国内で最も厳格なネット中立性基準を可決させたのです」。サンフランシスコ市選出のスコット・ウィーナー民主党議員は、声明の中でそう述べた。
同法案は、米国連邦通信委員会(FCC)が昨年廃止した旧規則の多くを復活させるものだ。施行されれば、インターネット・プロバイダーが特定のWebサイトやアプリへの通信速度を遅くしたり、アクセスを制限したりすることはできなくなる。
カリフォルニア州以外の自治体も同様に、ネット中立性について反撃に出ている。ワシントン州を含む複数の州はすでに、独自の州法を成立させた。加えて、22州とコロンビア特別区は、国家レベルのネット中立性規則の復活を求める申し立てを提出した。