フェイスブックのデータがまた流出、300万人分がWeb上に放置
ニュー・サイエンティスト(New Scientist)誌の伝えるところによると、「マイパーソナリティ(myPersonality)」というフェイスブック上のクイズ・アプリのユーザー310万人の秘密情報が、保護されていない状態のままWeb上に放置されていたという。
漏えいしたのは、心理テストの結果や近況の更新、年齢・ 性別・交際状況などの個人情報。これらが、長期間にわたって、誰でも閲覧できる状態でさらされていた。
誰がデータを閲覧したかは知る由もない。ケンブリッジ大学の学者が、データへのアクセスを研究者に制限しようとしていた一方で、情報閲覧に必要なユーザー名とパスワードはコード共有サイトであるギットハブ(GitHub)に4年間掲載されていた。 グーグルで手軽に検索をするだけで誰でもアクセスできたわけだ。データは学者だけでなく、商業研究者にも制限なく出回っていたのである。
どこかで聞いたような話だ。このことは、ケンブリッジ・アナリティカ(Cambridge Analytica)による不祥事が単独の問題ではなく、さらに多くの問題が露呈してくる可能性があることを示している。 フェイスブックの5月14日の発表によると、200個のアプリのフェイスブック上での使用を一時停止したという。マイパーソナリティは使用停止になっており、フェイスブックが現在調査を進めている。
- 参照元: New Scientist