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ロンドンでウーバーに営業許可、15カ月の条件付きで
配車サービスのウーバー(Uber)が、英国で営業許可を取り戻した。ただし、条件付きの15カ月間の営業許可だ。
2017年9月、ロンドン交通局(TfL:Transport for London)はウーバーが市内で営業するのは「不適格」であると宣告した。 だが、ウーバーはロンドンでの営業を中止しなかった。不服申し立ての期間中は営業を継続できたからだ。
2018年6月26日、ウェストミンスター治安裁判所のエマ・アーバスノット判事は、ウーバーはロンドン市内で営業するにあたり、「適格」になったとの判決を下した。ただし、ウーバーに付与されたのは一般的な5年間ではなく15カ月間の営業許可で、同社はその間に必要な調整をしたことを示していかねばならない。ウーバーは新しい規制を受け入れることや、ロンドン交通局の訴訟費用42万5000ポンドを支払うことに同意済みだ。
今回の訴訟は、 ウーバーの事業ペースを大きく変える出来事だった。ウーバーの幹部らは、強引な態度を改め、非難を受け止め、過去の行動を謝罪し、改善していくと約束した。今回の判断は配車サービスの規制を進めようとしている他の都市にとって、モデルケースとなる可能性がある。
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