米司法省がイラン人9人を起訴、大学から研究データ盗んだ疑い
その攻撃は多くのデータや知的財産を盗むのが目的だった。
米司法省は、イラン企業マブナ研究所(Mabna Institute)で働いているイラン人ハッカー9人を起訴した。イスラム革命防衛隊に情報を流すため、米国人研究者が使っているコンピューター・システムをハッキングした疑い。
ハッカーらは22カ国において、米国の大学114を含む320の大学のシステムに侵入。盗まれた研究データの価値は約34憶ドルに上るという。
発表したロッド・ローゼンスタイン副司法長官は、学術研究機関は「アイデアのマーケットプレイスであり、研究開発の原動力」「外国のサイバー犯罪の第一標的となっている」と説明。大学やその他の研究機関は「サイバー・セキュリティの強化で脅威に備え、コンピューター・ネットワークを強固なものにしなければなりません」と付け加えた。
知的財産が盗まれることが今日、重大な問題になっている。3月22日、ドナルド・トランプ大統領は「巨額の知的財産が盗まれている現状」が関税を課す大きな動機になるとして、中国に対する新しい貿易関税を発表した。今回のニュースは、これがどのくらい大きな問題であるかを明らかにしている