インスタ創業者の2人がフェイスブック退社へ
インスタグラムの共同創業者2人は、親会社であるフェイスブックから数週間以内に退社するつもりだ。
インスタグラムの共同創業者であるケビン・シストロム最高経営責任者(CEO)とマイク・クリーガー最高技術責任者(CTO)はそれぞれの役職を辞任した。写真共有アプリで知られるインスタグラムは、2人が2010年に設立したわずか2年後、フェイスブックに10億ドルで買収された。9月25日に発表された声明によると、2人は一休みしてから「好奇心と創造性」を探り、「新たなものを作っていく」とのことだ。
しかし、インスタグラム創業者の2人と、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOの間の緊張関係はすでに報道されている。今回の辞任は、今年起こったフェイスブックの一連のスキャンダルに続くものだ。
今回の出来事の意義を語るにはまだ時期尚早であるが、フェイスブックは買収したビジネスの創業者を失いがちだ。今年4月には、2014年に買収したワッツアップ(WhatsApp)の創業者であるジャン・コウムが、フェイスブックのユーザー・データの取り扱いに対する懸念を理由に辞職した。インスタグラムはフェイスブックにとって最も成功した買収案件の1つであると考えられているため、今回の辞任が何を意味するのか、さまざまな見方がありそうだ。