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米FBI長官「中国は研究成果を横取り」、留学生にも疑念
NSA
Here are the big tech threats worrying US intelligence officials

米FBI長官「中国は研究成果を横取り」、留学生にも疑念

米国の諜報機関のトップが2月13日、上院を前に会談し、世界が直面している脅威について話し合った。米国連邦捜査局(FBI)、米国中央情報局(CIA)、米国国家情報局(NSA)、米国国家情報長官局(ODNI)が懸念しているテクノロジー関連の問題として、以下の3つを挙げている。

1つめは、選挙への介入だ。ダン・コーツ国家情報長官は、「しつこく、破壊的なサイバー攻撃が米国と欧州の同盟に対して続き、選挙が民主主義を弱体化させる機会として使われている」と説明した。

2つめは、知的財産権の侵害。クリストファー・レイFBI長官は、「中国は、米国が非常に大切にしているオープンな研究開発環境を利用して成果を横取りしている」と発言。中国人留学生や研究者による学界への潜入を「無邪気に受け入れている状態」との見方を示した。

3つめは、ハッキング行為だ。発電所を狙ったロシアの攻撃、中国のサイバー・スパイ活動、北朝鮮の資金調達のためのサイバー強盗など、コーツ国家情報長官はこうしたサイバー攻撃が今後さらに拡大していくと警告した

ジェイミー コンドリフ [Jamie Condliffe] 2018.02.15, 12:38
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本当に長期的に重要となるものは何か?これは、毎年このリストを作成する際に私たちが取り組む問いである。未来を完全に見通すことはできないが、これらの技術が今後何十年にもわたって世界に大きな影響を与えると私たちは予測している。

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