グーグルがGmailにAMPを導入、「更新できるEメール」実現へ
Gmailの受信トレイが不思議なことになろうとしている。グーグルはAMP(Accelerated Mobile Pages)プロジェクトのアップデートの一環として、最新の情報を絶えず提供するために、Eメール内にインターネットのコンテンツを表示するつもりだ。
AMPプロジェクトはもともと、モバイル端末でのWebページの読み込みを高速化し、検索結果からコンテンツへとすばやく移動できるように設計されたものだった。現在、グーグルはこのテクノロジーを使ってさらに興味深いことをしようと考えている。
Gmailメッセージ向けAMPウィジェットを利用すると、招待状へ返信したり、飛行機の遅延を確認したりと、メールを開いたままWebページの機能の一部が使えるようになる。この機能は2018年後半にGmailに実装される予定で、すでに開発者向けに試用版の申し込みを受け付けている。
さらに、グーグルはAMPページ向けの新しい記事フォーマット「ストーリー(AMP Stories)」も発表した。ストーリーは、スナップチャット(Snapchat)のストーリー機能のように複数の画像や動画をシェアするためのスペースで、パブリッシャーはより見栄えのいいモバイル・コンテンツをスマホ向けに表示できるようになる。
今回のグーグルの発表は、コミュニケーション、メディア、インターネットという異なる形態の境界線をかつてないほどに曖昧なものにする取り組みだ。上手くいかないわけがない。