フェイスブック、仕様変更で情報収集から交流の場へ回帰
フェイスブックは、ニュースフィードを改善して、企業やメディアなどが拡散するコンテンツの表示を減らし、友達からのコンテンツの表示を増やす。
フェイスブックによれば、「意義のある交流をかきたてる」ために友達や家族からの投稿を優先し、企業やブランドからの投稿の表示順位を低くするという。表示方法を変更することで、ユーザー同士のやりとりが活発になることを期待している。
背景にあるのは、フェイスブックへの批判だ。フェイスブックは、ニュースフィードでのユーザーの滞在時間をできるだけ引き延ばすような内容とデザインを優先しており、またねつ造ニュースや不快なコンテンツを拡散することを手助けをしている、と言われてきた。
ザッカーバーグCEOによると、この変更は「ソーシャル・メディアを大切な人たちとの交流の場として使えば、ソーシャル・メディアは幸福を資するものになる」という、以前フェイスブックが公表した研究に基づいたものだという。
変更の結果、フェイスブックに費やされる時間が減少するとフェイスブック自身も予想しているが、サイト上の交流はより「価値あるもの」になると考えている。とはいえ、今回の変更がどれだけ影響があるのかは分からない。