世界一のAI大国を目指す中国、3年以内に実現する計画を発表
人工知能(AI)に関する中国の国家的な野望は、7月に発表された大雑把な計画から、詳細な3カ年の行動計画へと進展した。
12月14日、中国工業情報化部は、2018年から2020年にかけてAIの開発をどのように促進するかについて記した文書を公開した(リンク先は中国語)。だが、公開された文書は単なる技術的な目標の概要とはほど遠い、本質的にはAI時代における新たな中国経済に向けたトップリーダーたちのビジョンである。
具体的には、ニューラル・ネットワーク処理チップの大量生産を実現し、ロボットが身体障害者の日々の業務達成をより容易にし、機械学習アルゴリズムが放射線科医のX線画像の読み取りを支援する。さらに、中国政府はAIを使って製造業をより環境に優しくしたいと考えており、2020年までに製造業分野のエネルギー効率を10%向上させるという目標も掲げている。
機械学習に関する中国の巨大な野望についてもっと知りたい場合は、MITテクノロジーレビューの最近の記事を読んでほしい(「国家レベルでAIに賭ける中国から何を学ぶべきか」を参照)。