運転手なしの自律自動車、カリフォルニアで試験運転が可能に
カリフォルニア州の規制当局は、ついにテック企業らがずっと待ち望んでいたロボット自動車の試験運転を許可する。
ニューヨーク・タイムズ紙の報道によると、カリフォルニア州の新たな条例では、4月2日以降、自律自動車にセーフティ・ ドライバー(安全を確保する人間の運転手)が同乗しなくてもよくなる。ただし、車を遠隔操作可能なオペレーターがいて、 問題が起こった場合には他の人間(警察など)と連絡が取れるようにする必要がある。
自律自動車側は(とりあえず)準備完了だ。 ウェイモはアリゾナ州フェニックスですでにセーフティ・ ドライバー無しで自律自動車の試験運転をしている。ゼネラルモーターズ(GM)はハンドルのない改造型自律運転シボレー・ボルトを、まさにそのような試験に向けて開発している。こうした企業が実用に向けて準備万端整っているかどうかは、もちろん別問題だ。
自律自動車にセーフティ・ ドライバーが必要なくなることは重要な一歩だ。こうした試験運転を通して、自律自動車の進歩が加速されていくからだ。(人間をカーシートに変装させなくても)一般大衆を奇妙な自動車に馴染ませられるし、企業側も自律自動車が実際に商用で使われる際と同じような試験ができる。
- 参照元: NYT