世界でもっとも革新的な国家は韓国、ブルームバーグ調べ
新たに発表された革新的な国ランキングで、ヨーロッパとアジアの国々が米国を上回り、米国は上位10カ国からも外れた。
ブルームバーク・イノベーション指数(Bloomberg Innovation Index)は、 ブルームバーグが毎年、イノベーション(研究開発活動、特許、生産性など)に関する各種指標で各国を評価し、順位を付けたもの。2018年の上位2カ国は2017年と変わらず、韓国が1位、スウェーデンが2位。シンガポールが2017年の6位から3位に上昇し、米国は初めてトップ10から漏れて11位となった(日本版注:日本は6位で、昨年の7位から順位を上げている)。
なぜ米国がトップ10位に入らなかったのか? 確かに米国は研究開発に多額の投資をしているが、ブルームバーグは、米国は科学や工学分野の学位取得者の労働力に占める割合が低下しており、付加価値の高い製造業が落ち込んでいると主張。その結果、順位を落としたとしている。
その他にも大きな懸念がある。米国は学術論文の発表件数など他の研究指標でも他国の後れを取っている。マサチューセッツ工科大学(MIT)のマリア・ズーバー研究担当副学長は、このようなニュースは「米国の経済や労働力に対する影響に不安」を引き起こすと述べた。
- 参照元: Bloomberg