フラッシュ2022年7月11日
-
コンビニでロボット働きやすく=NEDO、商品DB開発に投資
by MITテクノロジーレビュー編集部 [MIT Technology Review Japan]NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、小売店におけるロボットの働きやすい環境を整備するため、商品情報データベース構築のための研究開発に投資する。2022年度から2024年度で、初年度の予算は3億1000万円。
少子高齢化に伴う人手不足を補うため、スーパーやコンビニなどの小売店舗ではレジ決済や在庫管理、商品陳列の工程でロボット導入が期待されている。ただ、現状では多種多様な商品を認識し、正確に陳列する動作はロボットにとっては難しい。また、小売店舗には日々新商品が入荷しており、新たな商品に合わせた対応も必要になる。
NEDOの本事業では、ロボットがAIを活用して、画像などから正確に商品を認識し、それぞれの商品に合わせた扱い方で店頭陳列やレジ決済などができるように商品情報データベースを開発する。併せて、商品画像データなどの仕様を定め、撮像、計測装置、商品認識のためのソフトウェアなど、周辺技術の開発にも取り組む。実施予定先は、アーサー・ディ・リトル・ジャパン、ソフトバンク、パナソニック コネクト、ロボット小売社会実装研究機構の4社。
(笹田)
-
- 人気の記事ランキング
-
- Why the next energy race is for underground hydrogen 水素は「掘る」時代に? 地下水素は地球を救うか
- How a top Chinese AI model overcame US sanctions 米制裁で磨かれた中国AI「DeepSeek-R1」、逆説の革新
- The second wave of AI coding is here マシン・プログラミングで 人海戦術に終止符、 AIコーディングに第二の波
- This quantum computer built on server racks paves the way to bigger machines ザナドゥ、12量子ビットのサーバーラック型光量子コンピューター