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MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.7
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.7 世界を変える10大技術 2022年版

AIからエネルギー、遺伝子工学まで、いま注目すべき技術はこれだ!マサチューセッツ工科大学が発行する世界最古のテクノロジー雑誌「MITテクノロジーレビュー」は毎年、専門家らへの取材や調査をもとに、今後世界に大きな影響を与えると予測される「ブレークスルー・テクノロジー10」を発表しています。

MITテクノロジーレビュー[日本版]Vol.7では、その2022年版を特集。パンデミック収束の切り札として期待される「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)飲み薬」、アルファ碁の開発企業が作った「タンパク質構造予測AI」、究極のエネルギー技術として期待が高まる「実用的な核融合炉」など、いま最も注目すべきテクノロジーを厳選し、詳しく解説します。さらに番外編として、フェイスブック(メタ)の参入で急速な盛り上がりを見せる「メタバース」、スタートアップの上場が相次ぐ「量子コンピューター」といったイノベーション・トレンドについても紹介しています。

研究開発や新規事業の企画、投資などに携わる、世界の最新のイノベーション情報を知りたいビジネスパーソンにおすすめの1冊です。

128ページ | 2022/06/15 発売 2420円(税込)
目次

■2022年版 ブレークスルー・テクノロジー10
・「パスワードの終わり」がやってくる
・「新型コロナ変異株追跡」、試されたゲノム解析の真価
・ソフトバンクも買う巨大「鉄フロー電池」 再エネシフトの切り札なるか
・ディープマインドCEOが語る「タンパク質構造のAI予測」の価値
・初の「マラリア・ワクチン」が人類の希望となり得る理由
・「新型コロナ飲み薬」最速誕生の舞台裏
・MIT発ベンチャーが挑む「実用的」な核融合炉
・プルーフ・オブ・ステーク:ビットコインの失敗をイーサリアムは乗り越えるか
・「二酸化炭素除去工場」という新産業の誕生

■イノベーション・トレンド
・元祖「メタバース」、170年前のロンドン万博に学べること
・なぜ世界の大富豪たちは「宇宙」を目指すのか?
・熱狂に沸く量子コンピューターが抱える「誇大広告」の功罪
・25年前、スパコンに負けた元チェス王者が見抜いたAIと人間の「終局」
・転換期を迎えた米サイバーセキュリティ政策、規制強化の舞台裏
・「とても楽だよ」脳インターフェイスで意思を伝えた全身麻痺患者
・デジタルツインで挑む「コーラは届くのに医療は届かない」問題

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掲載記事

  1. 10 Breakthrough Technologies 2022
    MITTRが選んだ
    世界を変える10大技術
    2022年版
    MITテクノロジーレビューの「ブレイクスルー・テクノロジー10」は、今後数年間で世界に最も大きな影響を与えるテクノロジーの進歩を紹介する年次企画だ。医療からエネルギー、デジタル技術まで、2022年の重大技術を紹介する。
  2. How tracking coronavirus variants will prepare us for the next global public health threat
    新型コロナウイルスのゲノム研究は、新しい変異株に対する対応策を実施するのに役立っている。パンデミックによって欧米だけではなく、アフリカや南アメリカにもゲノム・シーケンシングの手法が広がり、成果をあげている。そして、さらに世界を救う可能性を秘めている。
  3. We’re going to need a lot more grid storage. New iron batteries could help.
    風力発電や太陽光発電がさらに普及するためには、大規模な蓄電設備が欠かせない。安価で豊富に存在する鉄や塩、水を主な材料とする鉄フロー電池は、クリーンエネルギーの無害な貯蔵方法として期待が高まっている。
  4. This is the reason Demis Hassabis started DeepMind
    アルファベット(グーグル)傘下の人工知能(AI)企業、ディープマインド。韓国のトップ棋士に勝利したことで世界を驚かせた後、同社は注力分野をゲームから科学へと転換した。それには、デミス・ハサビスCEOがディープマインドを立ち上げた理由と関係している。
  5. The new malaria vaccine might not be perfect, but it will save countless lives
    WHOは2021年10月、世界初のマラリアワクチンを認可した。1980年代から開発が続いていたワクチンがようやく日の目を見たことになる。このワクチンの効果は高いものではないが、人類にとって大きな希望となる可能性がある。
  6. How Pfizer made an effective anti-covid pill
    異例のスピードで進んだ新型コロナ・ワクチンの開発が注目を浴びる一方で、ファイザーは飲み薬の開発も急ピッチで進めていた。新しい次のパンデミックへの備えにもつながる可能性がある。
  7. A hole in the ground could be the future of fusion power
    超伝導材料を使った強力な磁石を開発したMIT発スタートアップ企業コモンウェルスは、実用的な核融合炉を2025年までに稼働できると考えている。だが、依然として課題も多い。
  8. Why Ethereum is switching to proof of stake and how it will work
    環境破壊、採掘寡占化——
    ビットコインの「失敗」を
    イーサリアムは乗り越えるか
    6年越しで進められてきたイーサリアムの「プルーフ・オブ・ステーク」への移行がいよいよ完了する見込みだ。大量の電力浪費による環境破壊、大手企業による採掘市場の寡占化など、暗号通貨への批判に応えられるか。
  9. It’s okay to opt out of the crypto revolution
    暗号資産関連企業は、ド派手なテレビCMや屋外広告を打つことで、より大勢の人を暗号資産取引に参加させようとしている。だが、彼らが謳う「金融革命」に現実味はなく、現時点で一般市民が賛同する必然性はなさそうだ。
  10. Can grid storage batteries save Japan's power supply crisis?
    送電網向け蓄電池は「需給ひっ迫」の危機を救えるか?
    太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの多くは、自然条件に左右される。化石燃料のように必要に応じて発電できるわけではないため、電力の安定供給には今後、蓄電システムの重要性が増してくる。世界の潮流が脱炭素へと向かう中、日本の蓄電池の現状を整理していく。
  11. Why do we need synthetic data for AI now?
    特別寄稿:なぜ今、AIのための「合成データ」が必要なのか?
    現在の人工知能技術の主流である深層学習では、膨大な学習データが必要不可欠である。現実世界に足りないデータを補うために、「合成データ」という考えが浸透しつつある。
  12. What impact will DeepMind's scientific AI have on our society?
    アルファフォールド2が社会に与える「アルファ碁」以上のインパクト
    囲碁AI「アルファ碁」で世界に衝撃を与えたディープマインドが次に狙いを定めたのは、生体内に存在するタンパク質の立体構造予測だった。「アルファフォールド」と名づけられたタンパク質構造予測AIもまた生物学研究者に大きな衝撃を与え、医薬品開発や産業応用に大きくつながる可能性を秘めている。

バックナンバー

  1. MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.10
  2. MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.9
  3. MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.8
  4. MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.6
  5. MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.5
  6. MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.4/Summer 2021
  7. MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.3/Spring 2021
  8. MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.2/Winter 2020
  9. MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.1/Autumn 2020
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