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MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.10
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.10 世界を変えるU35イノベーター2022年版

MITテクノロジーレビュー選ぶ「U35」イノベーター特集!MITテクノロジーレビュー恒例のU35(35歳未満)のイノベーター特集号。人工知能(AI)/ロボット工学、インターネット、通信、コンピューター/電子機器、輸送、持続可能性、生物工学など幅広いテクノロジー領域で活躍する2022年の日本を代表する若手イノベーター14人、米国・中国・欧州などで活躍するグローバルのイノベーター35人を一挙紹介する。
第2特集では、「テクノロジー大予測2023」として、AIから量子コンピューター、宇宙開発、mRNAワクチンまで、重要トレンドをMITテクノロジーレビューが徹底予測。各分野の専門家や有力プレイヤーへの取材をもとに、技術・資金・政策などの多角的な視点で解説する。

128ページ | 2023/03/14 発売 2420円(税込)
目次

■第1特集:世界を変えるU35イノベーター 2022年版
<日本発14人>
・岩本 卓也:道路や橋など公共インフラの維持・更新を担う人手不足を建設用3Dプリンターで補う。
・小野瀬 隆一:尿検査でがんリスクの早期発見。AIの活用で精度高い検査を実現。
・西田 亮也:次世代人工土壌の実用化で農業のあり方を大きく変え、脱炭素にも貢献。
・織井 理咲:不公正に対処し、脆弱な人々に力を与える技術を設計。
・大西 鮎美:人間の疲労を克服する次世代のウェアラブルデバイスを開発。
・勝山 湧斗:希少材料を使わない「高電圧有機電池」を開発し、電池分野のイノベーションを牽引。
・鈴木 泰成:世界中の量子アルゴリズム開発者が使う超高速シミュレーターを開発。
・戴 岑容:AR衛星画像に特化した高精度な画像認識技術を開発。
・ブルーム タミル:月面探査機の技術を応用した農業ロボットで人手不足を補う。
・勝又 秀一:量子コンピューター時代を見据え、「耐量子暗号」の開発で世界をリード。
・谷川 洋介:膨大なゲノムデータから疾患リスクを精度高く予測して「疾患の多様性」を理解する。
・松永 浩貴:「燃えない溶媒」を燃料にする推進剤を開発。安全な宇宙開発を加速。
・青木 俊介:人間を超える自動運転車で自動車による死傷事故ゼロの未来を目指す。
・郭 媛元:多機能ファイバー1本で脳を測定・操作。生体システム全体の動作原理の解明を目指す。

<グローバル35人>
・シャロン・ジョウ:生成AIテクノロジーを評価するベンチマークの開発に取り組む。
・ベス・エスポネット:オンデマンドで衣類を作ることで、衣類の無駄をなくす「3D織機」を開発。
・チェンチェン・ファン:リチウム金属電池の欠点を補うイノベーションで、現行EVの2倍の航続距離を実現。
ほか

■第2特集:2023年のテクノロジー大予測
・キュービット競争から脱却、 量子コンピューティングはどこに向かうのか?
・パンデミックの流れを変えたmRNAワクチンの登場、2023年の展開は?
・米中対立はどう影響? チップ産業の2023年を予測
・露ウクライナ侵攻で激動、サイバーセキュリティこうなる
・2023年のAIはこうなる! 本誌が予測する4大トレンド
・日本企業の月面着陸も、注目計画が目白押しの2023年の宇宙開発
・リチウムイオン以外の選択肢は台頭するか? 電池業界を占う

■レポート/トレンド
・創造性の意味を変えた 「生成AI革命」は どこに向かうのか?
・「クリプト」のバグを探す、Web3時代のセキュリティ監査人
ほか

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掲載記事

  1. U35 issue has now arrived
    MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.10刊行に寄せて
    MITテクノロジーレビュー[日本版]は印刷版マガジン『Vol.10 世界を変えるU35歳イノベーター』を3月14日に発売した。今号の狙いと主な内容を紹介する。
  2. The researcher designs technology to empower vulnerable people
    織井理咲:脆弱な人々に力を与えるテクノロジーを設計する研究者
    社会的に弱い立場にある人々が直面する社会的・技術的な困難・不利益を、どうテクノロジーを用いて軽減することができるか。ワシントン大学ポール・G・アレンスクール大学院の研究者、織井理咲が取り組んでいるテーマだ。
  3. The entrepreneur aims to "Overtake Tesla" with fully autonomous self-driving cars
    青木俊介:完全自動運転EVで「テスラ越え」目指す起業家
    「テスラを追い越す」を標語に掲げる自動運転スタートアップのチューリング(TURING)。最高技術責任者(CTO)の青木俊介は、実際に自動運転自動車をゼロから丸ごと製造して、ユーザーの手元まで届けることを目指している。
  4. The world will need dozens of breakthrough climate technologies in the next decade
    気候変動を止めるためにはブレークスルーがもっと必要だ
    2022年の「35歳未満のイノベーター」は、高効率な電池やおいしさを高めた植物由来の原材料を用いた食品など、あらゆる角度から気候変動問題に取り組んでいる。そして、このような技術を開花させるには政府、民間の両方からの投資が欠かせない。
  5. AI's progress isn't the same as creating human intelligence in machines
    深層学習の驚くべき進化は人工知能の構築につながったか?
    35歳未満のイノベーターたちは、AIを利用して新たな分子の発見、タンパク質や大規模な医療データの分析に取り組んでいる。AIは、この10年ほどで長足の進歩を遂げたが、まだ人間の知能には及ばない。
  6. Materials with nanoscale components will change what's possible
    ナノスケールの「反応する材料」が開くイノベーションの可能性
    2022年の「35歳未満のイノベーター」では、ガラスや鉄、電子材料といったおなじみの材料にまったく新しい性質を持たせるイノベーターたちが選ばれている。
  7. Computers will be transformed by alternative materials and approaches—maybe sooner than you think
    「ノイマン型」の限界を超えるコンピューターはいつやってくるか?
    35歳未満のイノベーターたちは、二次元半導体や光コンピューティングのような最新技術を現実にする研究に取り組んでいる。現在、私たちが使っているコンピュータはみな「ノイマン型コンピューター」だが、その限界が見えてきたと主張する声もある。
  8. Rewriting what we thought was possible in biotech
    生物工学の可能性を広げる、AIと機械学習によるイノベーション
    生物工学分野のイノベーターたちは、機械学習、遺伝子療法、遺伝子解析、クリスパー(CRISPR)により新境地を切り開いている。AIの力で、さらに進化させるにはどんなことが必要なのだろうか。
  9. What's next for quantum computing
    量子コンピューティング分野における2023年は、量子ビット数の新記録を樹立する競争から脱却して、実用的なハードウェアと長期的な目標を優先する年となるだろう。
  10. What’s next for mRNA vaccines
    メッセンジャーRNAワクチンは、新型コロナウイルスのパンデミックを乗り切る上で欠かせないものだった。しかしmRNAの可能性はそれだけではない。他の多くの感染症に対応するワクチンや、あらゆるインフルエンザから人体を守るワクチン、さらにはがんの治療に役立つワクチンも開発できる可能性がある。
  11. What’s next for the chip industry
    米中対立はどう影響?
    チップ産業の23年を予測
    チップ産業にとって2023年は、米国の強硬な新政策の真価が問われる年になるだろう。日本や近隣諸国も巻き込んで、世界の半導体産業を分断する事態に発展する可能性もある。
  12. What's next in cybersecurity
    露ウクライナ侵攻で激動、
    サイバーセキュリティは
    2023年こうなる
    2022年もランサムウェアによる被害は絶えず、病院や学校、政府機関などが標的となった。ロシアによるウクライナ侵攻など、2022年のサイバーセキュリティ動向を振り返りながら、2023年の大きな動きを予測する。
  13. What's next for AI
    2022年にはテキストから画像を生成するAIが世間の注目を浴びた。2023年、AI分野で何が起こるのだろうか。MITテクノロジーレビューのAI担当記者が予測する。
  14. What’s next in space in 2023
    日本企業の月面着陸も
    注目計画が目白押しの
    2023年の宇宙開発
    2023年は宇宙開発の「当たり年」になりそうだ。今後12カ月の間に、日本のスタートアップ企業の月面着陸をはじめ、商業宇宙遊泳、太陽系に関する新たな探査ミッション、超大型ロケットの打ち上げなどが予定されている。
  15. What's next for batteries
    リチウムイオン以外の選択肢は台頭するか? 23年の電池業界を占う
    電気自動車から再生可能エネルギーの貯蔵まで、バッテリーの重要性がますます高まっている。2023年は米国政府の大型投資に後押しされた、新たな電池技術の登場と生産増が期待される。

バックナンバー

  1. MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.9
  2. MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.8
  3. MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.7
  4. MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.6
  5. MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.5
  6. MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.4/Summer 2021
  7. MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.3/Spring 2021
  8. MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.2/Winter 2020
  9. MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.1/Autumn 2020
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