マーヤン・ジヴ(31)は 2015年、行きたい場所があるのに自分の車椅子では行けないという自分自身が抱いた不満をきっかけに、モバイルアプリ「アクセスナウ(AccessNow)」を開発した。利用者は、出入口に段差がないか、駐車場やトイレは障害者にも使えるかなどといった25項目以上の基準に基づき、自身の要望に合った場所を検索し、評価したり見つけたりすることができる。2021年、アクセスナウは、建物環境の中で「観測された」パターンに基づいてアクセシビリティ機能を検出し、その情報を収集・共有する技術の開発に関して特許を申請した。アクセスナウは、深層学習を活用し、一層正確かつ個人の要望に合わせたアクセシビリティ情報を自律的に生成するよう設計されたデータ・モデルを訓練している。