刑務所から出所した人は、生活を元に戻すのに苦労することが多い。しかし研究によると、刑務所収容中に家族と連絡を取り合い教育を受けることで、出所後の展望が大幅に改善するという。アミーリオ(Ameelio)の共同創業者でもある31歳のウゾマ・オルチングワ最高経営責任者(CEO)は、無料の通信手段と教育プラットフォームを通じて、受刑者にこうしたメリットを提供したいと考えている。オルチングワCEOによると、刑務所における通信手段がわずか2社に牛耳られていることが大きな問題だという。「受刑者家族は、収容されている家族(受刑者)と連絡を取り合うために、最高で月500ドルもかかってしまうのです」。オルチングワCEOの目標は、こうしたいびつな構造を破壊し、その過程で受刑者が学位や仕事を得られるよう支援し、再犯や再収容を減らすことだ。