カリフォルニア大学バークレー校で電気工学とコンピューター科学が専門のアンカ・ドラガン助教授は、複雑で曖昧な人間の行動様式を、ロボットにも理解できる数理モデルに変換する研究をしている。ドラガンによると、人間とロボットが一緒に作業しようとするときに衝突するのは、お互いがどのように動こうとしているのかが不透明だからだ。ロボットに、自身がどのように人間の行動に影響を与えるか理解させることで、衝突を防げる。喫緊の応用課題は、人間が運転する自動車と自動運転車の双方が次の動きを予測するのを助けることだ。
(ジュリア・スカラー)