ビッグデータ 18 Stories
「データ所有権」では
プライバシーは守れない
個人が自身のデータを所有し、それをテック企業に貸し出すという「データ所有権」の発想でプライバシーを守ることは難しい。いまこそ基本的な権利としての「データ権」を確立する必要がある。
Martin Tisne 6年前
自動運転版グーグル・マップ
ウーバー運転手の「副業」で
覇権狙うベンチャー企業
完全自律運転の実現に必要とされる高精度3Dマップで覇権を狙う米国のスタートアップ企業がある。ウーバーやリフトといった配車サービスのドライバーと契約し、どこよりも早く世界中の都市を網羅した地図データをサブスクリプション・モデルで提供するという。将来はグーグル・マップのように個人の開発者に提供することも視野に入れているというが、地図会社に勝ち目はあるか。
Elizabeth Woyke 6年前
データを武器に変えた
「最強の独裁国家」
中国・社会信用システムの闇
中国政府は、国民の行動を監視し管理するために、ITとデータを活用した統治を実施している。選挙制度の正当性が揺らぐ中、国民の声を吸い上げるデータ駆動政治への期待がある一方、システムにより作成されたブラックリストは国民の生活に多岐に渡って影響を及ぼしている。
Christina Larson 6年前
中国のビッグデータ監視は
国民に自由をもたらすのか?
中国が導入を進めている社会信用システムは、独裁的国家による監視の強化につながると見られている。だが、ビッグ・データを使った精緻な監視はむしろよりよい市民生活に役立つかもしれない。
Yasheng Huang 6年前
世界を支配する「データ王」
GAFを止めるのは誰か
グーグル、アマゾン、フェイスブックの巨大ネット企業3社による支配が進んでいる。世界中から膨大なデータを収集し、カネに変えるデータ王を止める方法はあるのか。
Martin Giles 6年前
米ゼネコンにデータ科学者職
AIは建設業をどう変えるか
まだまだ職人気質が残る建築業界にも、安全性と能率の向上のためにAIやデータ分析といったテクノロジーを導入しようという機運が高まっている。テクノロジーの導入によって生産性を50%向上できる可能性があるという。
Elizabeth Woyke 7年前
アマゾン宅配参入の衝撃
迎え撃つ物流大手の
知られざる秘策
米総合物流最大手であり、米国最大の宅配便業者でもあるUPSは、最先端のテクノロジーを導入する「EDGE」プロジェクトを進めている。配送ミスを極限まで減らし、効率化を徹底することで、アマゾンとの全面対決に備える考えだ。
Elizabeth Woyke 7年前
トランプ以後の政治的分断の解消を目指す、報道×AIプロジェクト
ソーシャル・メディアによる「反対意見封じ」を、既存報道機関はAIの助けを借りて打ち破る、とツイッターの主任メディア科学者は講演した。
Martin Giles 7年前
ビッグ5が支配する
デジタル・エコノミーは
何をもたらしたのか
デジタル・エコノミーのビッグファイブである、アップル、アルファベット、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブックによる「寡占的」な市場支配は経済成長の停滞を招いたとの見方がある。ビッグファイブの支配力が一層強まっていく中、私たちになすすべはないのだろうか?
James Surowiecki 7年前
機械は偏見を持つのか?
犯罪者予測システムの
是非を問う
米国の裁判所や金融機関では多くの場面で、被告人や顧客に対する意志決定に自動化システムを使っている。機械を使えば、人間の持つ偏見をなくして公平な判断を下すことが可能になるのだろうか。
Matthias Spielkamp 8年前
機械学習で設定をアドバイス、個人情報を守るスマホアプリ
個人情報の宝庫であるにも関わらず、スマホのプライバシー・ポリシーや個人設定を確認しないユーザーは多い。カーネギーメロン大学の研究者が作ったアプリは、そうした状況を変える可能性がある。
Mike Orcutt 8年前
人工知能とビッグデータによる右派のプロパガンダはこけおどし?
トランプ政権誕生を後押ししたとされるケンブリッジ・アナリティカのターゲティング広告とビックデータ解析に基づく心理分析には、威力を裏付けるデータがない。
Jamie Condliffe 8年前
暴動はどう国中に広まるか? 伝染病モデルで予測可能に
暴徒が街から出なくても、暴動が国中に伝播していく現象をモデル化できた。「暴動の波」は通信手段が発達した現代でさえ、地理的な近さで発生するのだ。
Emerging Technology from the arXiv 8年前
米テック企業、AIへの政府補助金の増額と規制延期を米議会で要請
人工知能について、業界の有力者は、テクノロジーの開発を具体化させることに米国政府がもっと大きな影響力を発揮すべきと述べた。
Mike Orcutt 8年前
「医師の助言」はウェアラブル・デバイスで事業化できるか?
米国政府が資金を提供したMD2Kプロジェクトで生まれたテクノロジーによって、消費者向け製品がリアルタイムで健康情報を提供できるようになる。
Elizabeth Woyke 8年前
消費者のプライバシー保護を
諦めるな、と米FTC委員長
米国FTCのエディス・ラミレス委員長は、テクノロジーが複雑に絡まり合う現在、消費者のプライバシー保護を不可能と決めつけるわけにはいかない、という。
Mike Orcutt 8年前
FBIの人種差別的な
顔認識システム
顔認識システムは人種によって精度が異なることが判明。
Mike Orcutt 9年前
未来のトヨタ車は
乗る前に行き先を知っている
トヨタ自動車の新設子会社はコネクテッド・カーが収集するデータを運用することになる。
Will Knight 9年前
フォローしてください 重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る
MIT Technology Reviewは、読者の皆さまに、テクノロジーが形作る
世界を理解するための知識を獲得していただくためにあります。
© 2016-2024 MIT TECHNOLOGY REVIEW Japan. All rights reserved.v.(V-E+F)
日本版運営: 株式会社角川アスキー総合研究所
No part of this issue may be produced by any mechanical, photographic or electronic process, or in the form of a phonographic recording, nor may it be stored in a retrieval system, transmitted or otherwise copied for public or private use without written permission of KADOKAWA ASCII Research Laboratories, Inc.
当サイトのいかなる部分も、法令または利用規約に定めのある場合あるいは株式会社角川アスキー総合研究所の書面による許可がある場合を除いて、電子的、光学的、機械的処理によって、あるいは口述記録の形態によっても、製品にしたり、公衆向けか個人用かに関わらず送信したり複製したりすることはできません。