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Cover Story

スウェーデンのスタートアップ企業「ステグラ(Stegra)」は2026年、グリーン水素を使うことでCO2排出量ゼロを実現する鉄鋼の生産を開始する予定だ。すでにメルセデス・ベンツなどのメーカーに、今後5~7年で生産する予定の120万トン分の鉄鋼を販売する契約を結んでいる。

by Douglas Main
  1. 深刻な小麦の病害を早期に発見・予測するプロジェクトが進んでいる。世界各地の23の組織が参加し、AIや遺伝子解析、気象予測を組み合わせ、将来起こり得るアウトブレイクを事前に政府や農家に知らせるシステムの構築を目指す。

    by Shaoni Bhattacharya
  2. 家事ロボット、実は8割は遠隔操作 あなたは受け入れられますか?

    完全な自律型ロボットではなく、単独でできない仕事は人間が遠隔操作で実行する家庭用ロボットを開発している企業がある。低賃金国の労働者がロボットを通じて遠隔地から作業をこなせるようになると、労働市場はさらに複雑になるだろう。

    by James O'Donnell
  3. 船舶位置データで描き出した、美しい海の地図

    船舶から発信される位置情報データは、海上交通を監視して海底インターネット・ケーブルの損傷を回避したり、クジラの衝突を特定したり、水中騒音の足跡を調査したりするのにも役立っている。公開されているデータを1年分集めて地図化してみると、美しいパターンが浮かび上がった。

    by Jon Keegan
  4. 人型ロボットの開発が膨大な資金を集め、バブルの様相を呈している。「人型」という見た目によって有用さを過剰に演出し、実際の能力とのギャップが懸念される中、新興企業のプロスパー・ロボティクス(Prosper Robotics)は、ロボットが家庭に受け入れられるために必要となる「信頼の獲得」に取り組んでいる。

    by James O'Donnell
  5. 子どもを守って半世紀、ワクチン政策はトランプ2.0でどう動く?

    世界の予防接種プログラムが50周年を迎えた。乳幼児死亡率を40%低下させ、1.5億人以上の命を救ってきた小児ワクチン接種は、現代の公衆衛生における最大の成功例の一つと言える。

    by Jessica Hamzelou
  6. eムック「未来のミライ」 創刊125周年記念特別号

    MITテクノロジーレビュー[日本版]は、eムック Vol.68 / 2024.12をリリースした。米国版の創刊125周年を記念して「未来のミライ 次の125年を形作るもの」特集をお届けする。

    by MIT Technology Review Japan
  7. 2024年の気候シーンを振り返る:見えてきた明るい兆し

    2024年の世界の温室効果ガス排出量は過去最高を記録し、さらに、観測史上最も暖かい年になる見込みだ。だが、英国で最後の石炭火力発電所の閉鎖や、電気自動車や送電網に使えるバッテリー価格の下落など明るい話題もあった。

    by Casey Crownhart
  8. 読者が選んだ
    2024年の記事ベスト8

    2024年にMITテクノロジーレビューに掲載した記事の中から、特に読者の関心を集めた記事を紹介する。

    by Abby Ivory-Ganja
  9. 糖尿病治療薬として開発されたGLP-1受容体作動薬が、減量薬として米国で人気になっている。米国の処方箋の5.4%を占めるまでに急成長。処方増加に伴い患者データの分析が進み、アルツハイマーやアルコール依存症の治療でも効果が期待されるようになった。

    by Antonio Regalado
  10. EVバッテリー火災を封じ込め、遮熱材に米政府が6億ドル

    米エネルギー省は、EVバッテリーの安全性を高める遮熱材の製造企業、アスペン・エアロゲルに巨額の融資を実施する。同社は電池セル間に配置する遮熱材を開発、新工場の建設で年間200万台分の供給体制を目指す。

    by Casey Crownhart