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本日の重要ニュースをご案内。

07.0
Cover Story

死に至る病である「プリオン病」を発症する遺伝子突然変異を保有していると宣告を受けた女性とその夫は、自らが科学者となって自分たちの運命に立ち向かう決意をした。非常に困難な挑戦ではあるが、遺伝子シーケンシング技術やアンチセンス療法の進歩により、宣告を受けた当時に比べると、彼女たちが賭けに勝つ可能性は高まっている。

by Antonio Regalado
  1. 創刊119年目を迎えたMITテクノロジーレビューの新しいミッション

    MITテクノロジーレビューはこのほど、新しいミッション・ステートメントを発表した。米国版のギデオン・リッチフィールド編集長がその背景と狙いを解説する。

    by Gideon Lichfield
  2. 世界一のイノベーション大国を目指す中国、その理由と現実味

    スマホ決済ブームをはじめ、中国の「先進ぶり」は連日のように日本へも伝わってくる。中国はなぜ、「世界の工場」からイノベーション大国へ変貌しようとしているのか。

    by Yasuhiro Hatabe
  3. 誰もがeスポーツに参加するには何が必要か? 障害者ゲーマーの実態

    昨今のeスポーツ・ブームに象徴されるようにデジタルゲームはますます多くの人々にとって身近なものになっている。だが、障害を持つ人たちにとってはどうだろうか。差別を撤廃する上でも重要な実態調査が英国の研究者と米国の支援団体によって実施された。

    by Emerging Technology from the arXiv
  4. 40の機関から集まった研究チームが、100万人分以上の遺伝子プロファイルを使って学歴と遺伝子の関係を表す「遺伝子スコア(得点)システム」を作成した。5段階評価で教育レベルを大まかに予測できるという。

    by Antonio Regalado
  5. カナダのオンタリオ州ではベーシック・インカム(最低所得保障制度)の大規模な実験が実施されている。4000人を対象に年間1万3000ドルを3年間支給する世界最大規模の実験だ。シリコンバレーが考えるユニバーサル・ベーシック・インカム(UBI)とは異なるこの取り組みは、人々の不平等を減らし、働き方や暮らしを変え始めている。

    by Brian Bergstein
  6. 自然言語における単語の出現頻度のパターンは、人間の脳が一般的な言葉と耳慣れない言葉を異なる方法で処理している可能性を示している。中国伝媒大学の研究者らは、脳の情報処理の「二重過程理論」に基づくシミュレーションを実施し、50種類の異なる言語で測定された出現頻度の構造を再現できることを示した。

    by Emerging Technology from the arXiv
  7. ブロックチェーンはいつ世界を変えるのか?松尾真一郎に聞く

    「ブロックチェーンは世界を変える」。そう考える人は少なくないが、実際のところ世界はまだ変わっていない。それどころか、ICOの乱立や暗号通貨バブルによってビットコインに代表されるブロックチェーン技術は単なる「バズワード」と化し、無碍に消費され始めている。

    by Shunta Ishigami
  8. 人気のロボットOSに脆弱性、「乗っ取り」の恐れ

    世界中で利用されているロボット向けOSの脆弱性によって、研究室にある無防備なロボットが乗っ取られる可能性がある。

    by Will Knight
  9. 自動運転車は単なる「ハンドルのないクルマ」ではない。自動車の個人所有という概念を変え、自動車を中心に構築された都市の光景を激変させる可能性がある。アルファベット傘下のウェイモはすでに「移動手段のサービス化」に乗り出した。

    by Ed Finn
  10. 伊藤穰一・松本大氏らが議論「暗号通貨とこれからの規制」

    暗号通貨に代表されるフィンテックの時代に、金融業界のレギュレーションはどうあるべきか。6月に開催されたカンファレンスで、コインチェックの買収で注目されたマネックスグループの松本 大CEO、MITメディアラボの伊藤穰一所長らが議論した。

    by Yasuhiro Hatabe