テクノロジーは社会の 不平等を悪化させている
人々に恩恵をもたらすはずのテクノロジーが、時として社会的な不平等を助長するのに使われることがある。書籍「Automating Inequality(自動化された不平等)」の著者のユーバンクス准教授に、福祉サービスにデジタルツールが導入された際の歴史的な経緯や自身が経験した不平等についてMITテクノロジーレビューが聞いた。
by Jackie Snow-
DNAメモリ実現へ第一歩、バクテリアでHello Worldの読み書きに成功
今後も増え続けるデータを保存するには、従来のメモリよりもはるかに密度の高いメモリが必要になる。イタリアのパドヴァ大学の研究者たちは、バクテリアのDNAにデータを保存し、保存したデータを読み取る実証実験に成功した。
by Emerging Technology from the arXiv -
地球工学は人類にとって危険すぎる賭けなのか?
気候変動に対して人工的に対抗しようという研究者がいる。だが、地球工学は一度導入してしまえば地球全体に影響が及び、取り返しがつかないことになるとの懸念から、反対する科学者も多い。リスクを見極めながら、真剣に検討すべき段階にきている。
by James Temple -
映像に合ったリアルな音を機械学習で生成、アドビらが開発
ノースカロライナ大学チャペルヒル校とアドビの研究者が、映像に映った物体に合わせた音を生成するアルゴリズムを開発した。音声編集の自動化へ向けた道を切り開く興味深い研究だ。
by Emerging Technology from the arXiv -
血液検査で8種類のがんを発見、米ジョンズ・ホプキンス大
ジョンズ・ホプキンズ大学が血液サンプルから8種類のがんの兆候を見つけられる検査を開発した。がんと診断された1005人から採取した血液で試したところ、検査の確度が最も高かった卵巣がんでは、98%の確率で検知できた。
by Emily Mullin -
地上30階で働く未来の仕事
女性技術者が語った
「誇り」と「やりがい」風力エネルギー産業の成長は著しく、風力タービンの設置・メンテナンス業は米国で急成長している仕事の1つだ。その現場は、いわゆる荒くれ男たちの過酷な現場と思われがちだが、約400基の建設に携わった女性技術者は再生可能エネルギーに携わるやりがいがあるという。
by Erin Winick -
ショート動画で振り返る、2017年の衝撃的テクノロジー
人工子宮からバック宙ロボットまで、MITテクノロジーレビューが2017年に掲載した衝撃のGIFアニメ/ショート動画を紹介する。
by Antonio Regalado -
バイドゥが目指す検索の次のビジネスは自律自動車向け地図
自律自動車が安全に運転するために必要な高精度地図の提供は長期的には、検索エンジン事業よりも「ずっと大きなビジネス」になるとバイドゥのチ・リュー最高執行責任者(COO)が語った。同社がオープンソースで提供している自律運転ソフト「Apollo」はそのためのデータを収集するのに役立つだろうとしている。
by Rachel Metz -
遺伝子療法の承認で広がる、がん治療の地域間格差
遺伝子療法のキムリアとイエスカルタが米国で昨年承認され、奇跡的な効果が報告されている。しかし、これらの療法による治療を提供しているのはまだ一部の都市に限られており、治療を受けられるかどうか患者がどこに住んでいるかに左右されるのが現状だ。
by Emily Mullin -
ICOで20億ドル調達のテレグラムは暗号通貨の課題を解決できるか
メッセージング・サービスの会社であるテレグラムが、20億ドル規模の新規暗号通貨公開(ICO)を実施する計画であることを発表した。同社は、ブロックチェーンの最も厄介ないくつかの課題を解決するとしているが、その方法について詳細を明らかにしていないため、専門家の間で疑念が広がっている。
by Mike Orcutt -
人工知能という言葉は
結局何を意味しているのか?あまりにも進歩が速い人工知能(AI)をめぐって、過度の期待や不安が入り混じって語られることが多くなっている。AIについて考察した3つの議論から、本当は何が起こっているのかを見てみよう。
by Brian Bergstein