フェイスブック、衛星インターネット参入へ
フェイスブックは、2019年初頭に人工衛星を打ち上げる計画を認めた。
背景には、2018年6月、インターネット接続を提供する自律型ドローン「アキラ(Aqulia)」の開発中止の発表がある 。
ワイアードが米国連邦通信委員会(FCC)から入手した電子メールとフェイスブックからの回答によると、フェイスブックは宇宙分野に重点を移したという。現在、2019年の打ち上げに向けて、衛星「アテナ(Athena)」を開発中だ。「世界中でブロードバンドが利用できない、または十分に利用できない地域に効率的なブロードバンド接続を提供する」ことが目的だ。
今回の開発によりフェイスブックは、スペースX(SpaceX)やボーイング、ワンウェブ(OneWeb:ソフトバンクが出資)など、インターネット衛星を開発するテック企業の一員に加わることになる。スペースX(最新のブロック5ロケットも含む)などの民間企業は、さらなる衛星の打ち上げを計画しており、宇宙ベースのインターネット接続はより実現可能な選択肢となっている。こうした民間企業は光ファイバーケーブルよりも宇宙を有望と考えており、特にインターネットを接続困難な地域で使えるようにする重要な鍵になると見ている。