バイドゥが北京で自動運転車の公道試験、当局が初の許可
中国の大手企業テックであるバイドゥ(Baidu)は、首都での自律自動車の初の公道試験の許可を得た。
3月22日、北京当局はバイドゥに自動運転車用のナンバープレートを付与した。バイドゥによって近々、自律自動車が市内の道路に持ち出されるわけだ。
多くの歩行者、自転車、スクーター、自動車が所狭しと行き交う北京の道路は、ロボット車両が自動運転するには極めて複雑で困難な状況にある。とりわけ、多くの米国の自律自動車が公道試験をしている郊外の道路とは比べ物にならない。
3月18日にウーバーの自動運転車が歩行者の死亡事故を起こして以来、複雑な道路における安全性はこれまで以上に疑問視されている。この事故によって多くの専門家は、自動運転の早すぎる拡大に疑問を持ち始めた。
自動運転車技術の実用化を目指して、バイドゥをはじめとする企業は、米国のライバルと接戦状態にある。現時点では、中国政府は自動運転車の展開を最速で進めていくことを支持している。