AIの標準化で主導権狙う中国、「インターネットの二の舞」警戒
中国政府がAIに力を入れているのは、自国の企業に競争力を与えることだけが目的ではないようだ。中国は、米国がインターネットの標準化で世界をリードしてきたように、AIの標準化を進めて世界をリードしようとしている。 by Will Knight2018.03.27
中国は、人工知能(AI)に大きな投資をしているだけではない。中国の専門家が、AIテクノロジーの世界標準を打ち立てることを目指しているのだ。
学術関係者や産業界の研究者、政府の専門家らが2017年11月に北京に集結し、AI政策の諸問題について話し合った結果をまとめた文書が、このほど中国語で公表された。それによると、中国の専門家はAI技術が持つ潜在的な影響力について詳細に渡って考えており、中国政府のAIに関する政策とともに、中国がAIの技術標準を策定する役割を担おうとしていることが伺える。
中国企業にはこれらの技術標準を遵守することが求められており、中国のAIテクノロジーが世界規模で普及していくにつれ、世界のAIの動向に影響を及ぼすかもしれない。実際、テンセント(Tencent)やアリババ(Alibaba)をはじめとする中国の大企業は、クラウド機能に急ピッチでAIテクノロジーを取り入れながら、海外へとサービスを展開しつつある(「Inside the Chinese lab that plans to rewire the world with AI」参照)。
「中国政府は標準化を自国の企業に競争力を与える手段としてだけでなく、追いかける立場からペースメーカーへとのし上がるための方策として考えています」と、 …
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