3Dプリントなら「家」はたった1日、1万ドルで作れる
スタートアップ企業であるアイコン(Icon)は、 3Dプリンターを使用して12時間から24時間で、約60平方メートルの家を建てることができるという。
同社の技術を使って建設された最初の家が、テキサス州オースティンで開催中のサウスバイサウスウェスト(SXSW)で披露された。アイコンの創業者の1人であるジェイソン・バラードが、住み心地を実際に試してみることになっている。
現時点で、バルカン(Vulcan) 製のプロトタイプ3Dプリンターを使用して家を建てるのにかかる費用は1万ドルだ。 同社はこれをわずか4000ドルにまで引き下げるつもりだとしている。
ここ数年、3Dプリンターで家を建てようとする試みがなされている。MITテクノロジーレビューは2012年に、1つの実験の記事を掲載した。 しかしエンジニアたちは、機器の故障や壁の乾燥時間に関する問題といった障害に何度も直面している。克服されはじめた問題もあるが、まだ多くが残っている。
バージ(The Verge)によると、アイコンは2019年にエルサルバドルに100軒の家を建設する計画だという。もし決められた期限と予算内で計画を実現できたら、3Dプリンターの家がもはや単なる実験ではないことを示すことになる。だが、実現は難しいだろう。
- 参照元: The Verge