私は安価な耳、鼻、喉—耳鼻咽喉科—イメージングデバイスを発明しました。だから自分のことを、『耳鼻咽喉起業家』と呼んでいます。変な造語でごめんなさい!私はスタンドアップ・コメディアンでもあります。パフォーマンスをするのが大好きなのです。パフォーマンスは私にとってのストレス解消法です。しかし同時に、コメディは観察スキルを磨く手助けでもあると思います。
この観察スキルのおかげで、20万人の患者を助けた『エントラビュー』を発明できました。私は研修医として、進行した喉頭がんを患う農家の人びとを診てきました。高価なイメージングシステムは大都市でしか手に入らないため、地方の医師は時代遅れの鏡やヘッドランプを使っていることを知りました。そこで私は上司に、なぜ内視鏡を規制のカメラに取り付けるのを誰も試していないのかと尋ねました。上司は『なぜ君がやってみないのかね?』と言いました。
「エントラビューは私にとっての大きな学習曲線でした。デザイン会社と協力して働きましたが、フリーサイズのデバイスを作り出すことにとらわれすぎていたのです。資金をほとんど使い切ってしまった時に、上司がいいました。『これを正しくやる方法をどこかで身に付けてこい。』と。
スタンフォード大学・インド・バイオデザイン・プログラムは、インドの医師とエンジニアに発明の仕方を教えています。このプログラム課程で、自分がどこで間違ったのかがわかり、メドトロニックと協力する手配を整えるための人脈を作れました。私たちはまず簡易化し、耳に重点を当てました。もともとの目標ではありませんでしたが、市場に出るのに最も障害が少ない道のりで、今ではそこからプラットフォームを発展させることができるのです。
私は以来、18個の医療機器の発明に貢献しました。そして医療テクノロジー・インキュベーター「InnAccel」の臨床リードを務めています。ここで私は、医療の需要に応えて自身をしっかりと持つために医学の分野で働きながら、複数のスタートアップを手助けしています。
「インドの医療テクノロジーの75%は輸入されています。偉大な発明家がいるにもかかわらず、ほとんど発明家が、イノベーションのプロセスを理解していないために同じ間違いを犯してしまいます。初めの第一歩は、正しいチームを見つけることなのです。
(エド・ジェントとの対話より)
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