KADOKAWA Technology Review
×

ニューズラインエマージング・テクノロジーの最新情報をお届け。

フェイスブックが音声アシスタントを開発中、アレクサに対抗
Niall Carson/PA Wire (Press Association via AP Images)
Facebook is working on a voice assistant to embed within its products

フェイスブックが音声アシスタントを開発中、アレクサに対抗

フェイスブックは2018年初めから音声アシスタント・ソフトウェアを開発している。だが、提供時期は未定だという。ニュース専門放送局のCNBCが報じた。

新しい音声アシスタントは、ワシントン州レドモンドを拠点とする同社の拡張現実(AR)・ 実質現実(VR)グループの内部で開発が進んでいる。プロジェクトを率いるのは、AR/VRおよびフェイスブック・アシスタント(Facebook Assistant)の担当ディレクターであるアイラ・スナイダーだ。

音声アシスタント製品はすでに市場にあふれている。 アマゾンのアレクサ(Alexa)が音声アシスタント分野において大きなシェアを占め、グーグル・アシスタントがそれに続く。さらに、アップルのシリ(Siri)とマイクロソフトのコルタナ(Cortana)がその後を追っている。

勝算はあるのだろうか?フェイスブックは音声アシスタントを自社の製品、具体的にはスマートディスプレイの「ポータル(Portal)」、およびオキュラス VR(Oculus VR)ヘッドセットと統合するつもりだという。

フェイスブックは以前にも、バーチャル・ヘルパーを提供しようとしたことがあった。同社は2015年に、メッセンジャー・アプリ向けに人力の「M」アシスタントの開発を発表したが、昨年、プロジェクトを断念している

シャーロット・ジー [Charlotte Jee] 2019.04.19, 6:52
日本発「世界を変える」U35イノベーター

MITテクノロジーレビューが20年以上にわたって開催しているグローバル・アワード「Innovators Under 35 」。2024年受賞者決定!授賞式を11/20に開催します。チケット販売中。 世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る若きイノベーターの発掘を目的とするアワードの日本版の最新情報を随時発信中。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューは有料会員制サイトです
有料会員になると、毎月150本以上更新されるオリジナル記事が読み放題!
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る