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アリババがホテル向け「おもてなしロボ」発表、10月に初仕事
Alibaba
Alibaba has a robot bellhop that will deliver your room service

アリババがホテル向け「おもてなしロボ」発表、10月に初仕事

中国の電子商取引会社アリババ(Alibaba)が、新型サービス・ロボット「スペース・エッグ(Space Egg)」を発表した。

見たままの名前が付けられたロボットは、未来型チタニウム製タマゴといった外観を持つ。スペース・エッグは、ホテルの宿泊客に食事や洗濯物を届けるといった「おもてなし係」として作られた。宿泊客は音声コマンドやタッチ、ジェスチャーでスペース・エッグとやり取りできる。

スペース・エッグは秒速1メートルの最高速度で、目まぐるしく働く。初仕事の開始は2018年10月を予定している。

ホテル用ロボットの利用価値はいまのところ未知数だ。現時点ではまだ、単なる客寄せに過ぎない。数軒の高級ホテルが数年に渡ってロボットを試用しているものの、普及には至っていない。企業にとって多くの場合、ホテル・ロボットは高額な投資であるにもかかわらず、人間よりずっと高い利便性を提供してくれるわけでもない。しかし、多くの企業が独自のおもてなしロボットを提供し続けている。 普通に使用できるくらいにまでベルボーイ・ロボットのコストが下がるかどうか、見守っていく必要があるだろう。

エリン・ウィニック [Erin Winick] 2018.09.28, 12:27
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本当に長期的に重要となるものは何か?これは、毎年このリストを作成する際に私たちが取り組む問いである。未来を完全に見通すことはできないが、これらの技術が今後何十年にもわたって世界に大きな影響を与えると私たちは予測している。

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