KADOKAWA Technology Review
×
発表!MITテクノロジーレビューが選んだ2025年のU35イノベーター10人

陰謀論研究10年の専門家が
当事者になって分かった
「信じてしまう」理由

10年間、誤情報を研究してきたジャーナリストが山火事ですべてを失った。「バイデンのせいだ」と言う被災者の隣人に、何も言えなかった。トラウマを抱えた被災者が陰謀論に惹かれる理由を、初めて内側から理解した瞬間だった。 by Mike Rothschild

トップ・ストーリー

  1. Promotion 2025年のイノベーターが集結「IU35 Summit」参加者募集 by MIT Technology Review Event Producer

    MITテクノロジーレビューは12月17日、「Innovators Under 35 Japan Summit 2025」を開催する。本年度のU35イノベーターを会場に迎え、活動内容を紹介してもらう予定だ。

  2. 稼働率99.6%、計画的な繁忙期・閑散期が支える原発の信頼性
    by Casey Crownhart

    米国の原子炉は7月28日、稼働率99.6%を記録した。夏冬は電力需要に応じてフル稼働し、春秋に燃料交換やメンテナンスを実施する。この計画的な運転パターンが高い信頼性を実現している。


  3. by Will Douglas Heaven

    なぜ大規模言語モデルは嘘をつき、騙すのか。オープンAIは、モデルに正直さだけを報酬とし、不正を白状させる新たな手法によって、その理由を解明しようとしている。

  4. 米通信会社が刑務所の通話でAIを訓練、犯罪計画の検出に利用
    by James O'Donnell

    米国の通信会社が、刑務所の収監者の通話を数年間にわたって記録したデータでAIモデルを訓練し、犯罪計画の検出に利用している。収監者は通話内容がAIの訓練に使われていると知らず、通話料金も負担していることから、人権団体などが懸念を示している。

日本発「世界を変える」U35イノベーター

MITテクノロジーレビューが20年以上にわたって開催しているグローバル・アワード「Innovators Under 35 」。世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る若きイノベーターの発掘を目的とするアワードの日本版の最新情報を発信する。

特集ページへ
  1. 人工知能(AI)
    なぜ、企業のAI導入の95%は成果ゼロなのか? テクノロジー史から読み解く
    AIプロジェクトの95%は利益を生んでいない。だが1990年代のITも、成果が現れるまで時間がかかった。FT・MITTR記者が、過去の教訓から現在の停滞と将来の可能性を読み解く。
  2. 生物工学/医療
    イーライリリーが1兆ドル企業となり、GLP-1減量薬への期待が高まっている。だが脳への効果、妊娠時の安全性、使用停止後の影響——まだ答えが出ていない疑問も多い。「奇跡の薬」に残された疑問を整理する。
  3. 人工知能(AI)
    eムック最新号「安全保障2.0 見えない脅威への備え」
    MITテクノロジーレビュー[日本版]はeムック Vol.79 / 2025.11をリリースした。特集は「安全保障2.0 見えない脅威への備え」。
  4. 気候変動/エネルギー
    米国不在、「化石燃料」言及回避——骨抜きに終わった30回目のCOP
    パリ協定から10年、30回目となる国連気候変動会議は骨抜きの合意に終わった。最終文書には「化石燃料」という言葉すら含まれず、米国は30年間で初めて公式代表団を派遣しなかった。
  5. 人工知能(AI)
    10代でアプリ起業、中国発AIエージェント「Manus」開発者の素顔
    高校2年生でブラウザーアプリを開発し国際的な賞を受賞、20歳でフォーブスの表紙を飾った。32歳のイーチャオ・ジが手がけるAIエージェント「Manus」は、中国チームが欧米のインフラで構築し、世界中のユーザーを狙う。
カバーストーリー
生物工学/医療
背が高く痩せた人は寒さに弱く、がっしりした人は強い——100年前の定説が揺らいでいる。人工気候室で極寒・酷暑への耐性を測る研究者たちは、気候変動によって迫られる、体温調節科学の刷新を目指している。 by Max G. Levy
気候テック企業10 2025

MITテクノロジーレビューは毎年、気候テック分野で注目すべき企業を選出し、その一覧を発表している。 新たなクリーン・エネルギー源の創出や、食品生産・物流の再構築といった形で経済の主要セクターの脱炭素化に取り組む注目企業10社を紹介しよう。

特集ページへ
すべてのトピックス Filter
  1. 人工知能(AI)
    巨大テック企業を分割すべきか、規制で抑えるべきか、それともユーザーにデータ管理権を与えるべきか。3冊の最新書籍が示す改革案は、インターネットの未来を巡る根本的な問いを投げかける。 by Nathan Smith8日前
  2. 人工知能(AI)
    親密さ増すAIボット、究極の個人情報が企業の収益に:FT✕MITTR
    AIチャットボットは、ソーシャルメディア以上に親密な対話空間を作り出す。ユーザーが語る情報が多いほど、チャットボットは魅力的になり、企業はモデル改善と広告用データを得る。プライバシーリスクは「不可避な機能」だとFT・MITTR記者は指摘する。 by Eileen Guo9日前
  3. ビジネス
    発表! MITTRが選ぶ、
    日本発のU35イノベーター
    2025年版
    MITテクノロジーレビュー[日本版]は、35歳未満の優れたイノベーターを表彰する「Innovators Under 35 Japan 2025」の受賞者を発表した。 by MIT Technology Review Japan10日前
  4. 生物工学/医療
    ビタミンDはなぜ重要? 骨だけでない、免疫・心臓への影響も
    日照時間が減る冬は、「サンシャインビタミン」とも呼ばれるビタミンDが不足しがちだ。骨の健康だけでなく、免疫システムや心臓の健康にも影響することが最近の研究で明らかになりつつある。 by Jessica Hamzelou10日前
  5. 倫理/政策
    米移民捜査官追跡マップの削除相次ぐ  政権圧力と表現の自由の攻防
    米移民捜査官の追跡マップを提供する市民プロジェクトが、プラットフォームから相次いで削除されている。政権は「身元晒しによる暴力扇動」、支援者は「説明責任のための透明性」と主張。表現の自由めぐり攻防続く。 by Eileen Guo11日前
  6. 生物工学/医療
    複雑な免疫系を1つのスコアに、イェール大が開発した新検査の可能性
    免疫が健康であるとは、どういうことだろうか。イェール大学の研究チームは、血液中の細胞による遺伝子の発現を調べ、さまざまな免疫細胞と1300以上のタンパク質を測定することで、免疫健康指標(IHM)と呼ぶスコアを開発した。 by Jessica Hamzelou11日前
  7. 生物工学/医療
    イェール大学の免疫学者から届いたメールには、筆者の免疫システムを100万個の細胞レベルで解析した結果が添付されていた。新たな「免疫スコア」は、症状が現れる前に病気を発見する時代の到来を告げている。 by David Ewing Duncan14日前
  8. 気候変動/エネルギー
    電力需要40%増へ、AIはどう影響? IEA報告3つのポイント
    AIによる電力需要は今後、世界にどのような影響を与えていくのか? 国際エネルギー機関(IEA)が発表した2025年の「世界エネルギー展望」から、3つのポイントを解説する。 by Casey Crownhart14日前
  9. 人工知能(AI)
    AI企業の軍事進出、戦争は完全自動化される?:FT・MITTR共同企画
    AI企業が軍事分野へ進出している。オープンAIはドローン迎撃を支援し、防衛技術へのVC投資は前年の2倍に。だが専門家は「戦争の完全自動化は幻想」と指摘。FT・MITTR記者が、AI戦争の誇大宣伝と現実、倫理的懸念を検証する。 by James O'Donnell14日前
  10. 人工知能(AI)
    量子技術でDeepSeekを55%小型化、「検閲解除」にも成功
    量子技術を専門とするスペイン企業が、「DeepSeek(ディープシーク)R1」を55%小型化し、検閲機能を除去したと発表。天安門事件などの敏感な話題への回答制限を削除したという。 by Caiwei Chen15日前
  1. 人工知能(AI)
    巨大テック企業を分割すべきか、規制で抑えるべきか、それともユーザーにデータ管理権を与えるべきか。3冊の最新書籍が示す改革案は、インターネットの未来を巡る根本的な問いを投げかける。 by Nathan Smith8日前
  2. 人工知能(AI)
    親密さ増すAIボット、究極の個人情報が企業の収益に:FT✕MITTR
    AIチャットボットは、ソーシャルメディア以上に親密な対話空間を作り出す。ユーザーが語る情報が多いほど、チャットボットは魅力的になり、企業はモデル改善と広告用データを得る。プライバシーリスクは「不可避な機能」だとFT・MITTR記者は指摘する。 by Eileen Guo9日前
  3. 人工知能(AI)
    AI企業の軍事進出、戦争は完全自動化される?:FT・MITTR共同企画
    AI企業が軍事分野へ進出している。オープンAIはドローン迎撃を支援し、防衛技術へのVC投資は前年の2倍に。だが専門家は「戦争の完全自動化は幻想」と指摘。FT・MITTR記者が、AI戦争の誇大宣伝と現実、倫理的懸念を検証する。 by James O'Donnell14日前
  4. 人工知能(AI)
    量子技術でDeepSeekを55%小型化、「検閲解除」にも成功
    量子技術を専門とするスペイン企業が、「DeepSeek(ディープシーク)R1」を55%小型化し、検閲機能を除去したと発表。天安門事件などの敏感な話題への回答制限を削除したという。 by Caiwei Chen15日前
  5. 人工知能(AI)
    グーグルが「Gemini 3」発表、質問に応じて回答形式もAIが判断
    グーグルが「Gemini 3」を発表した。従来はテキスト出力が基本だったが、新モデルは質問内容を判断し、図表、アニメーション、フォームなどを含む動的なインターフェースを自律的に構築。Gmailやカレンダーと連携するエージェント機能も導入した。 by Caiwei Chen16日前
  6. 人工知能(AI)
    「動画生成AI時代の知財のゆくえ」アーカイブ配信(田邉幸太郎弁護士)
    「Sora」で身近になった動画生成AIの権利侵害はどのように判断されるのか? 11月12日に開催したイベントのアーカイブ動画を、有料会員限定で特別配信する。 by MIT Technology Review Event Producer16日前
  7. 人工知能(AI)
    人間の指示でAIが複数ゲームをプレイ、賢くなったグーグル「SIMA 2」
    グーグル・ディープマインドは、複数のバーチャル世界内で複雑なタスクを実行し、問題を自力で解決できるAIエージェント「SIMA(シーマ)2」を発表した。将来は実世界のロボットを動かすことを目指している。 by Will Douglas Heaven18日前
  8. 人工知能(AI)
    オープンAI、解釈可能な新AIモデル 幻覚や暴走の原因解明へ
    オープンAIが、従来より理解しやすい実験的AIモデルを開発した。各ニューロンの接続を減らす「weight-sparse transformer」で、モデル内部の動作を追跡可能になる。幻覚や暴走の原因解明につながり、AIの安全性向上が期待される。 by Will Douglas Heaven21日前
  9. 人工知能(AI)
    陰謀論者に、信念を変えるよう説得することは不可能だと考えられている。だが、陰謀論者をAIチャットボットと8分間の対話させると、陰謀論への確信度が20%減少し、4人に1人が信念を変えた。2000人以上を対象とした実験が示したのは、事実と証拠が今も人々の心を動かすという希望だ by David Rand26日前
  10. 人工知能(AI)
    AIの試験運用は失敗続き、それでもなぜ投資をやめないのか?
    GPT-5の期待外れ、試験運用の大半が失敗、株価下落——悪いニュースが続く中、AI投資を止める企業を探した。だが見つからなかった。これは企業が長期的に考えているのか、それともバブルの証拠なのか。 by James O'Donnell35日前
  11. さらに表示する
  1. 生物工学/医療
    ビタミンDはなぜ重要? 骨だけでない、免疫・心臓への影響も
    日照時間が減る冬は、「サンシャインビタミン」とも呼ばれるビタミンDが不足しがちだ。骨の健康だけでなく、免疫システムや心臓の健康にも影響することが最近の研究で明らかになりつつある。 by Jessica Hamzelou10日前
  2. 生物工学/医療
    複雑な免疫系を1つのスコアに、イェール大が開発した新検査の可能性
    免疫が健康であるとは、どういうことだろうか。イェール大学の研究チームは、血液中の細胞による遺伝子の発現を調べ、さまざまな免疫細胞と1300以上のタンパク質を測定することで、免疫健康指標(IHM)と呼ぶスコアを開発した。 by Jessica Hamzelou11日前
  3. 生物工学/医療
    イェール大学の免疫学者から届いたメールには、筆者の免疫システムを100万個の細胞レベルで解析した結果が添付されていた。新たな「免疫スコア」は、症状が現れる前に病気を発見する時代の到来を告げている。 by David Ewing Duncan14日前
  4. 生物工学/医療
    ネットで「自分で調べた」患者がワクチンや治療を拒否——新型コロナ後、医療現場で何が起きているのか。医師や心理学者ら6人が、誤情報や陰謀論と向き合い、患者との信頼関係を再構築する試みを語った。 by Rhiannon Williams15日前
  5. 生物工学/医療
    英国が動物実験廃止計画、臓器チップやAIで代替
    英国が2030年までに動物実験を段階的に廃止する野心的計画を発表。人間の臓器を模した「臓器チップ」やデジタルツイン、AIによる新薬設計が、動物実験のない未来を現実的にしている。 by Jessica Hamzelou17日前
  6. 生物工学/医療
    解説:運動をやめても筋肉は覚えている——復帰が速い科学的理由とは
    「体が覚えている」とはこれまで、運動を制御するニューロンの動作パターンを指すことがほとんどだった。だが、最近の研究で、運動することによって筋肉細胞の遺伝子発現が変化し、筋肉そのものが運動の記憶を作り始めることがわかってきた。 by Bonnie Tsui23日前
  7. 生物工学/医療
    愛犬をもう一度——セレブを魅了するクローン技術、その本当の可能性
    クローン技術で愛犬を「復活」させる──そんな試みが米国の富裕層の間で注目されている。だが、真に注目すべきは、それ以上に重要な使い道だ。 by Jessica Hamzelou26日前
  8. 生物工学/医療
    米国のバイオテック起業家が、遺伝子編集ベビーの安全性研究に3000万ドルを確保し、スタートアップを立ち上げた。「我々の時代で最も重要な健康技術の一つ」と主張する一方、主流科学者は「危険で誤った方向性」と批判。タブー視された技術をめぐる議論が再燃しそうだ。 by Antonio Regalado29日前
  9. 生物工学/医療
    インフルエンザにはあるのに、風邪にワクチンがない理由
    インフルエンザの予防接種は受けるのに、普通の風邪から守る予防接種はなぜ存在しないのか? この素朴な疑問の背後には、科学者たちが何十年も格闘してきた難題がある。 by Jessica Hamzelou30日前
  10. 生物工学/医療
    AIで痛みは測れるか——スマホアプリが直面する「主観性」の壁
    顔の表情から痛みを評価するAIアプリが介護現場で実用化されている。だが、専門家は客観的な「痛みメーター」の実現には懐疑的だ。痛みの主観性という壁は超えられるのか。 by Jessica Hamzelou38日前
  11. さらに表示する
  1. 気候変動/エネルギー
    電力需要40%増へ、AIはどう影響? IEA報告3つのポイント
    AIによる電力需要は今後、世界にどのような影響を与えていくのか? 国際エネルギー機関(IEA)が発表した2025年の「世界エネルギー展望」から、3つのポイントを解説する。 by Casey Crownhart14日前
  2. 気候変動/エネルギー
    米国東海岸で相次ぐクジラの死。トランプ政権は洋上風力を犯人視するが、「エビデンスはひとつもない」と反論するのは、実際に検死にあたっている野生動物専門の研究者だ。 by Casey Crownhart17日前
  3. 気候変動/エネルギー
    AI需要で環境目標に苦戦、グーグル責任者が語ったエネルギー戦略
    AIの急速な台頭により、グーグルの電力需要は2020年以降に倍増。2030年までにカーボンフリーを実現するという目標の達成は困難になりつつある。グーグルの先進エネルギー技術責任者が本誌主催のイベントで紹介したのは、論争を呼ぶ炭素回収と原子力再稼働という選択だった。 by Casey Crownhart17日前
  4. 気候変動/エネルギー
    米スティル・ブライトが、バナジウム・フロー電池に着想を得た常温の化学反応で銅を抽出する技術を開発。1200℃以上の高温が必要な従来製錬より汚染が少なく、急増する銅需要と供給危機への対応が期待される。 by Casey Crownhart18日前
  5. 気候変動/エネルギー
    粒子を大気中にばら撒いて太陽光を反射させることで地球温暖化を防ぐ「太陽地球工学」のスタートアップ企業が最近、多額の資金を調達した。太陽地球工学の専門家2人は、この分野における商業的活動の過熱は責任ある研究を阻害し、一般大衆の信頼を損ねる可能性が大きいと主張する。 by Daniele Visioni21日前
  6. 気候変動/エネルギー
    AI競争、「電力不足」が米国のアキレス腱に:FT・MITTR共同企画
    AIによる電力需要増に米国は対応できていない。中国が2024年に米国の6倍以上の発電容量を追加する一方、米国は老朽化した石炭火力に依存。「革新者から消費者に成り下がる」リスクをFT・本誌記者が議論する。 by Casey Crownhart22日前
  7. 気候変動/エネルギー
    米ライラック・ソリューションズが、水使用量を従来法の10分の1に削減する新リチウム抽出技術の実証に成功。「つるはし」を売る戦略で、2年後には米国のリチウム生産量を倍増させ、業界に革命を起こす可能性がある。 by Alexander C. Kaufman23日前
  8. 気候変動/エネルギー
    AIは環境に悪いから使うべきでない? 気候担当記者の答え
    気候問題を取り扱う記者として私は、AIの使用を制限すべきかどうか質問を受けることがある。AIの電力使用量について気にすることは重要だが、個人の行動に過度に焦点を当てることは、大企業が取り組むべき課題から目をそらさせることになりかねない。 by Casey Crownhart25日前
  9. 気候変動/エネルギー
    11月10日からブラジルで開催される第30回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP30)を前に、ビル・ゲイツは現状をどう考えているかを概説したメモを発表。4つの項目について、その真意を語った。 by Casey Crownhart29日前
  10. 気候変動/エネルギー
    米スタートアップのファウンド・エナジー(Found Energy)が、アルミニウム・スクラップから熱と水素を生成する「新エンジン」を開発した。来年、工具メーカーの工場に設置される予定だという反応炉を同社の研究施設で見学させてもらった。 by James Dinneen31日前
  11. さらに表示する
  1. コンピューティング
    小菅敦丈:生成AI時代に「半導体の民主化」を進める研究者
    東京大学大学院の小菅敦丈は、生成AI時代に対応した超低消費電力のAIチップ開発、試作・製造コストの削減などを通じて「半導体の民主化」を推進している。 by Yasuhiro Hatabe16日前
  2. コンピューティング
    クアンティナム、バリウム採用の量子コン——イオン型の優位性示す
    クオンティニュアム(Quantinuum)が、バリウムイオンを量子ビットに使う新型の量子コンピューターを発表した。1つの論理量子ビットを作成するのに必要な物理量子ビットの数が超伝導回路を使うよりも少なくて済み、規模拡大が容易になる可能性がある。 by Sophia Chen24日前
  3. コンピューティング
    トランジスター生んだ「好奇心」——基礎科学に大胆投資すべき理由
    現代世界を支える発明の数々は、研究者の好奇心と熱意、そして政府や企業の数十年にわたる経済的支援なしには実現不可能だっただろう。だが、米国政府は最近、基礎科学の研究や、その研究分野における教育への資金提供を減らそうとしている。 by Julia R. Greer79日前
  4. コンピューティング
    世界の工学者を魅了し続ける
    80年代の日本のおもちゃ
    1980年代、日本の玩具メーカーであるトミー(現タカラトミー)は、機械仕掛けのロボットアームの玩具「アームトロン」を発売した。多くの子どもたちの好奇心を刺激した玩具は、今でも世界中の工学者たちを魅了し続けている。 (2025年5月13日に掲載した記事を再掲、無料公開) by Jon Keegan3カ月前
  5. コンピューティング
    量子コンピューターで注目される量子技術だが、センサー分野でも革新が進んでいる。米研究チームが開発した量子レーダーは、従来のレーダーシステムを大幅に小型化でき、地下のパイプや構造物を精密に画像化できるという。 by Sophia Chen4カ月前
  6. コンピューティング
    5Gから6Gへ、通信の世界的研究者・太田 香教授「U35」へのメッセージ
    室蘭工業大学コンピュータ科学センター長/大学院工学研究科教授として、情報通信や情報ネットワーク分野の研究に携わる太田 香氏。これまで取り組んできた無線通信環境の向上に関わる研究に加え、新たに進めているAIと医療・ヘルスケアを結ぶ研究、そしてイノベーターの条件について話を聞いた。 by Noriko Higo5カ月前
  7. コンピューティング
    世界のサイバーセキュリティを支える米国の脆弱性データベース「NVD」が機能停止し、未処理案件が蓄積。高額な民間サービスに移行できない組織が「セキュリティ格差」に直面する中、中国やEUは独自システムの構築を加速。米国主導のサイバーセキュリティ基盤の脆弱性が、皮肉にも世界最大のリスクとなっている。 by Matthew King5カ月前
  8. コンピューティング
    落合陽一:「デジタルネイチャー」の表現者が万博に込めた思い
    筑波大学准教授、ピクシーダストテクノロジーズCEO、そしてメディアアーティストである落合陽一は、大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「null²」で、計算機と自然が融合した世界の姿の一端を示した。 by Yasuhiro Hatabe5カ月前
  9. コンピューティング
    クラウドフレアがAIクローラーをデフォルト拒否、課金も
    クラウドフレアは、同社がホストするWebサイトへのAIボットのアクセスをデフォルトで拒否すると発表した。AIがWebサイトのデータを収集する際に課金する仕組みも導入し、AI検索による「ゼロクリック」時代に対応する。 by Peter Hall5カ月前
  10. コンピューティング
    IBM、世界初の大規模誤り訂正量子コンピューター 28年実現へ
    IBMはエラー訂正技術を取り入れた大規模量子コンピューター「スターリング」を2028年までに開発する計画を発表した。同社製チップで構築された200論理ビットを備え、2029年にはクラウド経由でユーザーに提供する。 by Sophia Chen6カ月前
  11. さらに表示する
  1. 宇宙
    フロリダの住宅屋根を貫通した金属片、ポーランドの倉庫近くに落下したロケット破片。人工衛星が現在の1万2900基から10年後には10万基に急増する中、宇宙ゴミの落下が日常化し、航空機への衝突リスクも上昇している。 by Tereza Pultarova16日前
  2. 宇宙
    風洞からVRまで、NASAエイムズが追い続けた「未来」の軌跡
    シリコンバレーの中心に位置するNASAエイムズ研究センター。1939年の創設以来、巨大風洞、実験航空機、初期VR開発まで、最先端の研究を続けてきた。5000枚のアーカイブ写真が語る80年の革新の歴史からその一部を紹介しよう。 by Jon Keegan38日前
  3. 宇宙
    地上から系外惑星を撮る——若手天文学者、10年越しの挑戦
    地球上の大気の乱れは、地上観測で新しい太陽系外惑星を検出することを困難にしている。天文学者レベッカ・ジェンセン・クレムは、望遠鏡の鏡を星のまたたきよりも速く微調整することで、地上の天文台から太陽系外惑星を発見する方法を研究している。 by Jenna Ahart49日前
  4. 宇宙
    2024年12月末に発見された小惑星「2024 YR4」は地球衝突確率が一時3.1%まで上昇し、観測史上最も危険な小惑星となった。世界中の天文学者がATLAS、すばる望遠鏡、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡などを総動員して追跡。2カ月にわたる国際協力の末、2025年2月に警報解除となった緊迫の記録をお届けする。 by Robin George Andrews60日前
  5. 宇宙
    浅川 純:研究から事業へ、「水」で衛星を動かす宇宙起業家の現在
    ペールブルーの共同創業者兼代表取締役である浅川 純は、水を推進剤とする人工衛星用推進機を開発。複数の宇宙実証を成功させ、研究開発から事業化への転換を果たしている。 by Yasuhiro Hatabe77日前
  6. 宇宙
    米軍施設上空での正体不明ドローン事件が相次ぐ中、FBIなどの当局が協力を求めたのは意外な相手だった。ロングアイランド在住の双子のUFOハンター、テデスコ兄弟である。キャンピングカーを改造した「ナイトクローラー」に高度な監視機器を搭載し、未解明現象の解明に挑んでいる。 by Matthew Phelan3カ月前
  7. 宇宙
    未来の職種:人工衛星の光害から星空を守る「光跡天文学者」
    人工衛星が反射する光は、地上望遠鏡による宇宙観測の大きな妨げとなっている。今年、観測を開始したベラ・C・ルービン天文台には、衛星による光の筋を観測データから除去したり、衛星による被害を受けにくい観測手順を設計したりする専門家がいる。 by Tereza Pultarova3カ月前
  8. 宇宙
    「宇宙は最悪だ」——。マスク、ベゾスらが描く楽観的な宇宙入植論に、3冊の本が挑んでいる。宇宙カニバリズム、火星版優生学、小惑星兵器まで想定する批判書は、億万長者の野望の裏に潜む現実的・倫理的問題を問う。 by Becky Ferreira3カ月前
  9. 宇宙
    太陽嵐の発生を予測するAIモデル、NASAとIBMが共同開発
    NASAとIBMは、機械学習によって太陽データの隠れたパターンを発見し、太陽嵐の発生を予測するAIモデルを開発した。大規模な太陽嵐は私たちの生活に大きな影響を及ぼす可能性があるため、発生の時期や規模を正確に予測することは極めて重要だ。 by Peter Hall3カ月前
  10. 宇宙
    GPSは今や、重要な社会インフラとなっている。だが、精度がさほど高くない上、電波妨害に弱い欠点がある。米国のスタートアップ企業は、地球低軌道に衛星コンステレーションを構築し、GPSの欠点を克服しようとしている。 by Tereza Pultarova5カ月前
  11. さらに表示する
  1. 倫理/政策
    米移民捜査官追跡マップの削除相次ぐ  政権圧力と表現の自由の攻防
    米移民捜査官の追跡マップを提供する市民プロジェクトが、プラットフォームから相次いで削除されている。政権は「身元晒しによる暴力扇動」、支援者は「説明責任のための透明性」と主張。表現の自由めぐり攻防続く。 by Eileen Guo11日前
  2. 倫理/政策
    シリコンバレーか北京か——米中AI覇権の行方をFT・本誌記者が考察
    最先端技術で先行する米国か、大規模実装を進める中国か。「スピードは覇権ではない」——フィナンシャル・タイムズとMITテクノロジーレビューの記者が、AI覇権争いの新たな視点を提示する。 by Caiwei Chen31日前
  3. 倫理/政策
    NIH予算40%減、NSF予算57%減——米国の科学予算削減が進む中、研究開発投資の正当性を証明するのは、過去の輝かしいブレークスルーではなく、投資額に見合った成果だ。経済学者たちの最新の見解を紹介する。 by David Rotman72日前
  4. 倫理/政策
    「TSMCがあるから台湾は大丈夫」——。世界の最先端チップの9割を製造する台湾の戦略的価値こそが中国の侵攻を防ぐとされてきた「シリコンの盾」が揺らいでいる。TSMCの大規模な米国進出で状況が変化。半導体外交の限界が近づいている。 by Johanna M. Costigan3カ月前
  5. 倫理/政策
    「ディン、ディン、プシューッ、ボンッ」——。身振り手振りでミサイル迎撃を演じるトランプ大統領が発表した「ゴールデン・ドーム」構想。レーガン元大統領のSDI計画を継承し、1750億ドルで全米を覆う宇宙防衛システムの構築を目指すものだが、専門家は技術的実現性や地政学的リスクの観点から疑問を呈している。 by Becky Ferreira4カ月前
  6. 倫理/政策
    オランダのAI導入失敗に学ぶ、アルゴリズムが公正であることの意味
    福祉詐欺を検知するプログラムの開発におけるオランダ・アムステルダム市の取り組みは、人の命に直接影響する状況にAIを導入することの重大さを示している。当局は社会全体が取り組まなければならない政治的・哲学的な問題を、技術的な問題として扱おうとしていた。 by Eileen Guo4カ月前
  7. 倫理/政策
    MIT教授が模索する
    AIで都市をもっと
    住みやすくする方法
    都市が持つ大量のデータを住民が活用できない現状を変えたい。MITのサラ・ウィリアムズ教授はボストン市と協力して、AIによる市民参加の革新に取り組んでいる。 by Ben Schneider6カ月前
  8. 倫理/政策
    米国務省高官が政権「敵リスト」、職員にメール提出を指示
    米国のダレン・ビーティー公共外交担当次官代理が、国務省のデマ対策部門の職員に対し、トランプ政権に批判的な人物や組織との電子メールのやり取りを提出するように指示していたことが分かった。 by Eileen Guo7カ月前
  9. 倫理/政策
    米国務省、外国デマ監視部門を廃止 「言論の自由」理由に
    ルコ・ルビオ米国務長官は、外国勢力によるデマ・キャンペーンを監視し対抗する機能を担う部署の廃止を発表した。「米国の言論を解放する」との主張だが、批判派はロシアや中国による巧妙化するプロパガンダへの対抗手段を失うリスクを指摘している。 by Eileen Guo7カ月前
  10. 倫理/政策
    145%の関税か、次世代エネ技術か:米国が選ぶべき真の「覇権」
    エネルギー覇権を米国が握るには、単なる関税では不十分だ。十分に狙いを定めた効果的な政策によって、米国は世界のエネルギー業界で確固たる地位を確立することができるだろう。 by Addison Killean Stark7カ月前
  11. さらに表示する
  1. ビジネス
    発表! MITTRが選ぶ、
    日本発のU35イノベーター
    2025年版
    MITテクノロジーレビュー[日本版]は、35歳未満の優れたイノベーターを表彰する「Innovators Under 35 Japan 2025」の受賞者を発表した。 by MIT Technology Review Japan10日前
  2. ビジネス
    誰のためのブラウザー? オープンAI「Atlas」が残念な理由
    オープンAI(OpenAI)の新ブラウザー「Atlas」は、Webサイト閲覧と自動タスク実行が可能だという。だが実際に使ってみると、このブラウザーは一体誰のためのものなのか?という疑問が浮かんだ。 by Mat Honan37日前
  3. ビジネス
    安価なドローンの大群攻撃に、数百万ドルのミサイルで対抗するのは持続不可能——。防衛技術スタートアップのエピラス(Epirus)が、費用対効果に優れたマイクロ波による対ドローン兵器を開発し、米軍の関心を惹き付けている。米陸軍は8000万ドル超の購入契約を締結し、中東などでテストを始めた。 by Sam Dean64日前
  4. ビジネス
    マサチューセッツ工科大学(MIT)の経済学者デビッド・オーター教授は、10年前、中国からの輸入品によって数百万人の雇用が失われたことを初めて実証した。オーター教授は今、米国が先進製造業の競争に敗れた場合、さらに深刻な危機を迎えると考えている。 by David Rotman87日前
  5. ビジネス
    福澤知浩:離陸近づく「空飛ぶクルマ」起業家のビジョン
    スカイドライブ(SkyDrive)の創業者兼CEO 福澤知浩は、大阪・関西万博での展示・デモフライトを経て、「空飛ぶクルマ」が社会実装され、人々に受け入れられる確信を強めている。 by Yasuhiro Hatabe4カ月前
  6. ビジネス
    核融合でも中国が優位に、西側に残された3つの勝機
    核融合エネルギーの商業化に不可欠なのは、基礎技術だけではない。広範なサプライチェーンを含む産業基盤への投資を怠れば、米欧は中国に主導権を奪われかねない。 by Rory Burke5カ月前
  7. ビジネス
    未来の職種:ビジネスへの影響を予測する「パンデミック預言者」
    バイオリスク・コンサルタントとして働くコナー・ブラウンは、感染症の大規模な流行とそのビジネスへの影響を予測する「パンデミック預言者」として、多くの企業と協働している。 by Britta Shoot5カ月前
  8. ビジネス
    eムック 「戦争とテクノロジー 変わる戦場の風景」特集号
    MITテクノロジーレビュー[日本版]はeムック Vol.74 / 2025.06をリリースした。特集は「戦争とテクノロジー 変わる戦場の風景」。 by MIT Technology Review Japan5カ月前
  9. ビジネス
    3月の猛吹雪でネブラスカ州リンカーンが停電に見舞われた時、地元電力会社のCEOは現場に任せて静かに見守った。営利を追求しない公営電力会社が、AI需要急増と政治的混乱の中で市民参加による意思決定を貫く。地域密着型モデルは米国の送電網の未来を示すのか。 by Andrew Blum5カ月前
  10. ビジネス
    ルイス・ロビン敬:テクノロジーと「仲間感」で目指す循環型社会
    Social Innovation Japan代表理事のルイス・ロビン敬は、プラスチックごみ削減をテーマに始めた「mymizu」プラットフォームを世界に広げ、人々が環境問題に取り組むマインドセットを変えようとしている。 by Yasuhiro Hatabe6カ月前
  11. さらに表示する
  1. カルチャー
    家族が陰謀論にハマったら:
    専門家が語る、
    5つの現実的アプローチ
    陰謀論にはまった家族や友人を、どう助けるか。ケンブリッジ大学で誤情報を研究するファン・デル・リンデン教授が教える現実的な対処法を紹介する。 by Niall Firth18日前
  2. カルチャー
    フレンチプレス、電子レンジ、シンク、トイレを備えた海底居住施設が、2026年初頭にフロリダ沖に設置される。床の穴から海に出入りし、減圧不要で長時間潜水が可能。約40年ぶりの海底居住施設だ。 by Mark Harris24日前
  3. カルチャー
    太陽光で暮らし、5日で建てた家に住む。元物理学者マルチン・ジャクボウスキーが始めたのは、トラクターから3Dプリンターまで、誰でも作れる「文明のDIYキット」だ。修理する権利を奪う企業への反旗でもある。 by Tiffany Ng25日前
  4. カルチャー
    トランプもコロナも予言?『ザ・シンプソンズ』責任者が語る陰謀論の真相
    2000年にトランプ大統領の誕生を予言し、1997年には9.11を暗示した——。アニメ番組『ザ・シンプソンズ』が未来を予言しているという陰謀論がネット上で広まっている。番組に35年間にわたって携わる脚本家のアル・ジーンにその真相を聞いた。 by Amelia Tait30日前
  5. カルチャー
    本誌のビジュアル編集者が最近ハマっていること(ショートコラム)
    MITテクノロジーレビュー[米国版]のビジュアルエディターであるステファニー・アーネットは最近、バードウォッチング・アプリに夢中になっている。 by Stephanie Arnett41日前
  6. カルチャー
    トランプ新方針どう影響?
    若手トップ研究者たちが語る
    科学大国・米国のリアル
    MITテクノロジーレビューは、過去6年間に「35歳未満のイノベーター」に選出された研究者や起業家にアンケートを実施。研究資金の削減や発言の制限、移民排除により、多くの若手研究者が「生き残ることを考えている」状況が浮き彫りになった。 by Amy Nordrum70日前
  7. カルチャー
    MITの挑戦精神を日本の子どもたちに——廃校舞台に広がる学びの輪
    夏休みの定番イベントとなりつつある「MIT Japan STEAMワークショップ」。今年は、東京(東京科学大学)と福岡(福岡市科学館)に加え、熊本県山鹿市の小学校跡地を活用したYAMAGA BASEの3カ所で開催され、小中学生たちが実験に没頭した。 by Chikako Sassa3カ月前
  8. カルチャー
    本誌のAI担当記者が最近ハマっていること(ショートコラム)
    MITテクノロジーレビュー[米国版]のAI担当記者であるジェームス・オドネルは、AIによって生成されていない作品に夢中になっている。 by James O'Donnell3カ月前
  9. カルチャー
    違法でも続く命がけの下水道作業、インドはロボットで解決できるか
    法律で禁止されているにもかかわらず、インドでは下水道での危険な人力作業が続いている。ロボットによる置き換えで問題は解決できるだろうか。 by Hamaad Habibullah3カ月前
  10. カルチャー
    パロマ・ゴームリー率いる建築事務所「マテリアル・カルチャーズ」は、石油依存の現代建築システムからの脱却を目指し、麻や藁など地元の自然素材を活用した建築を実践。伝統技術を現代に蘇らせ、ハイテク志向の建築界のパラダイムシフトに挑んでいる。 by Patrick Sisson3カ月前
  11. さらに表示する
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る